寡婦

屍は美しい。とても愛おしく思う。それは命の全てを燃焼し、役目を全て終えて、土へ還っていった姿だからだ。
子供を育てるようになってから、女性とは何かということを、よく考えるようになった。多分多くの女の人は周りから「女とはこういう風に生きるもの」と教わってきただろうし、若い頃は誰もがファッション雑誌に出て来るような女性の美しさに憧れたものだ。
しかし恋愛を重ね結婚、出産を経験すると、社会から教えられてきた女性像から外れた感情をたくさん経験する。
愛の中で生きることはとても危険ことではないかと思う。清濁併せ呑む感情に翻弄された女たちは、勢い余って子供や友人や男を殺したり、彼らに殺されたりしているのだ。

女が聖母になる時があるとすれば、そういった戦いから解放される時ではないだろうか。
生を全うした人たちが土へ還っていくときは、どういう風に生きた人であれ、私は慰労したい。彼らの屍が焼かれ土に還る時、大地の肥やしとなり木や草花に力を与える。そしてこれからも、共に生きていくのだ。


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