- 2021年7月14日
憧れのクリエイター。
日清のカップヌードルやペプシマンのCM広告は、馬鹿馬鹿しいギャグを物凄くカッコよくやっていた。人間的で奥深いものを漫画のようなノリで15秒間に収めてしまう。 これぞ本当の、「SIMPLE IS THE BEST」だ。
日清のカップヌードルやペプシマンのCM広告は、馬鹿馬鹿しいギャグを物凄くカッコよくやっていた。人間的で奥深いものを漫画のようなノリで15秒間に収めてしまう。 これぞ本当の、「SIMPLE IS THE BEST」だ。
27歳の時に大手広告プロダクションに転職した。油絵学科出身の私が、本格的な広告制作の世界に参入できたのは幸運だった。毎日上司に叱責されながら、デザインの精度を上げるために深夜まで残業した。
入社後3ヶ月目くらいにやった企業会報誌の表紙イラスト。プレゼンするために本来ならプロのイラストレータに頼むのだけど、時間と予算の関係で私が描くことになったのを覚えている。
宇佐見りんの「推し、燃ゆ」を読み終えた。21歳の若手作家が書いた芥川賞受賞作。「推し」という言葉が今っぽい。私の娘もアニメキャラクターの「推し」を熱心に愛でているので、「推しを愛でる」という気持ちがどういうものか興味があった。
周りには独特の感性を持った子がたくさんいて、彼らの作品と並ぶと私の絵が凡庸に見えたものだった。そのことを先生に話すと、「素直なところがあなたの長所」と言われた。