27歳の時に大手広告プロダクションに転職した。
油絵学科出身の私が、本格的な広告制作の世界に参入できたのは幸運だった。毎日上司に叱責されながら、デザインの精度を上げるために深夜まで残業した。過度のストレスの中、よく頑張ったなあと思う。
私はここで、デザインは感性だけでできる仕事ではないことを知った。プロデューサー、クリエイティブデイレクター、アートディレクター、コピーライター、デザイナー….、チームを組んで広告主や広告代理店と打ち合わせを重ね、どのように商品を売るか、戦略に基づいて広告を作り、販促ツールにまで展開させる。
目立つ仕事なだけに動く金額も大きい。ミスがないように誰もが細心の注意を払っていた。
クリエイターたちは自らのクリエイティビティを最大に発揮することに意欲的だった。互いに競争し合い、成果をあげた人は高く評価され、失敗をした人は批判の的になる。私にとっては落ち着かない環境だったけど、大量の仕事をこなすことで、いろんな仕事のノウハウを身につけることができた。
この会社で仕事観が180度変わった。デザインをお金にするのに必要なことは、美的センスや発想力ではなく、周りから信頼されるコミュニケーション力と問題解決力だということを改めて学んだ会社だった。
TOMOMI SATO’S ART WORKS
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広告の仕事に必要なこと。
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