マイアミ単身旅行

海外の展覧会に出品していたので渡航の誘いはあったが、家族もいるし仕事もあるし、日本を出ていくのはちょっと勇気がいった。しかし友人がアメリカで価値観が変わったと言うのを聞いて、ぜひそれを体験してみたかった。

2019年、アメリカのギャラリーからRed Dot Miami出品の誘いが来た。世界最大級のアートフェアART BARSEL MIAMI ART WEEKの一環として毎年12月に行われるアートイベントだ。渡りに船で、私はこの誘いを受けた。しかし直前になって参加がギャラリーの都合でキャンセルとなり、プライベート旅行となった。正直、私の作品が展示されるか否かはどうでもよかった。異国の芸術に触れたい一心で旅立った。

東京からマイアミまで16時間。青からオレンジ、紫に変わる空と、パノラマのように広がるアメリカ大陸、赤い山脈、田園、所々にポツポツと見える集落の灯、アメリカに住む人たちの息吹を見ているようで、いつまでも私を飽きさせなかった。
乗継地点のフォトワース国際空港はとても広く、迷っているといろんな人が声をかけてくれ、助けてくれた。マイアミ国際空港へ降り立つと、スーツケースを引き、Uber(タクシー)を捕まえてWynwood art districtへ向かった。

薄青色の空は澄んでいた。道路脇に流れるパームツリーを見ながら、日本と違う乾いた空気を感じた。車が走ること20分。タクシーの運転手は、私が日本から来たことを知ると、この地域のスーパーマーケットや電車の乗り方など、親切に教えてくれた。チェックインの時、日本から持ってきたクレジットカードが使えず、「明日になっても支払えない場合は出て行ってください」と言われ青ざめた。フロントの男の子に頼んで携帯電話を借り、日本のカード会社に電話してロックを解除してもらった。

日本とは常識の違いが多くドキドキしたが、街を歩くのは楽しかった。アーティストがクレーン車に乗り、壁いっぱいに絵を描く。彼らの描いたウォールアートが街全体を美術館にしていた。夜になっても音楽は鳴り響き、レストランでは八等身の美男美女が料理やワインを運び、家族や恋人たち、アーティストたちが楽しそうに語らっていた。(しかし警察も忙しそうに街を回っていた)出会う人は、見知らぬ私にも挨拶する。「Good morning」「Good night」「Have a nice day」。私も笑顔で挨拶した。

大きな体の黒人が多く、時々スペイン語なまりの英語で話しかけられた。東洋人はこの街では珍しいらしい。アーティストが経営する店には、彼らの作品がおしゃれなグッズとなって売られていた。作り手のセンスや思いが込められていて、一つ一つを私は楽しく見た。彼らは陽気で、生活を楽しんでいる。こんな風に自分の力で、楽しく生きられたらいいな。
私はペルー人アーティストの店でアートを一つ買い、日本へ持ち帰った。今、仕事部屋に飾っている。

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TOMOMI SATO’S ART WORKS
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