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働きやすい職場の選び方。

早稲田メンタルクリニック医院長、益田裕介さんの「精神科医がこころの病気を解説するch」で、うつ病、適応障害、発達障害の人が、どのような職場を選ぶべきなのか解説されていた。とても興味深い内容だった。
私たちが学生の頃は、転職はマイナスイメージだった。一つの会社に長く勤めた方が給料や年金額の面で有利になることから、合わない環境にも我慢して居続けた人も多かったが、今はより良い仕事内容や環境を求めて、自由に職場を選べるようになった。
しかし仕事には常に人間関係が付き纏う。せっかく希望の職場に入れたとしても、「違ったな」と思うこともある。ではどのようにして働きやすい職場を選べば良いのか。

私は転職回数が多く、新人時代からフリーランス時代も含めて関わった会社は10社以上。これまでの経験を通して思ったのは、職場は、給料、職種より、雰囲気で選んだ方が長続きする、ということ。なぜなら、仕事の成果は職場の人間関係の良し悪しに比例するからだ。

ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)、ADHD(不注意、多動性・衝動性の特性を中心とした発達障害)という言葉は、今ではよく聞くようになった。これは病気ではなく、生まれ持った「気質」だが、人間関係で、この気質をうまく生かせないがために精神を病んだり失業してしまう人が多い。
職場によってルール、雰囲気は異なり、たまたまその職場でうまくいかなかったからといって、社会的不適応だというわけではない。失敗を糧にして自分の気質や特性を知り、新たな環境で生かしていければいいと思う。
現在就活中の人、転職を考えている人にも有益な情報になると思うので、紹介したい。


大きく分けて、職場には4タイプある。


1.駅伝型
個人成果が重要でコミュニケーション量が少ない仕事。例として、工場の生産チームなど。人間関係、上下関係があまりなく、能力は均一的。基本的に一人で黙々と仕事をするのが好きな人に向いている。

2.柔道団体型
会社に所属するが、一人で完結する仕事。様々な顧客に対応するため変化が多い。生命保険の営業職など。ルールは少ないが、自主的な行動が必要。

3.野球型
環境変化が少なくコミュニケーション量が多い。一人の顧客に対してチームで対応する。結果よりプロセスが重視される。組織はルールが多く、上下関係が厳しい。銀行、公務員など。

4.サッカー型
時代、顧客の変化に柔軟に対応。一つの仕事にチームで取り組むことからスタッフ同士の連携も必要。スマホアプリの開発、WEB制作など。

1.駅伝型、2.柔道団体は、個人で成果を受け取る。
3.野球型、4.サッカー型はチームで成果を受け取る。

環境の変化が多い職種、プロジェクトごとにチームの組み替えがある仕事(SE、編集者、デザイナー、WEBライター)は、募集も多く、転職しやすい。環境の変化が少ないほど採用は厳しく転職はしにくい。

基本的に、ASD、ADHDの人は、人との連携を必要としない職場を選ぶのが正解なのかなと思う。一芸に秀でていて、マルチタスクが苦手な人は、サッカー型の職場がいいかもしれない。


私は若い頃、かなりの注意欠如型ADHDで、仕事のミスでよく上司に怒られていた。組織のピラミッド構造も苦手で、合わない上司の支配下では、いつも緊張状態だった。この気質が改善されてきたのは、フリーランスになって仕事を自分の裁量で行えるようになってからだ。デザイナーというクリエイティブな職業ではなく、一般企業に就職していたらどうだったか、想像するのが怖い。

職種とか給料などの待遇は、時代によって変化することが多い。私たちが学生の頃にあった仕事が今では消滅していたり、その逆もある。いろんな専門家が未来を予測してきたけれども、その通りの未来になるものではない。世評に感化されすぎず、自分と肌に合う人や空間を選んでいく感性を磨いていくことが、これからは大事なのかなと思う。



About TOMOMI SATO〜人生開拓アーティスト佐藤智美 プロフィール

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