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新しい「自立」のイメージ。

近々公開するメールマガジンの準備中。文章を書くのは好きなので、ついつい夢中になってしまうな。連日深夜までやって、お風呂に入る時に洗面所で自分の顔を見ると、頬のそばかすがちょっと目立つようになった。

2年くらい前までは、老いを予防するために肌の手入れを念入りにやっていた。時々母に会うときに、「肌が荒れているわね」とか、「ちゃんと栄養摂れている?」とか言われないように気を使っていたのだけど、今思えば、そういうふうに気遣われていたことで私は安心感を得ていたんだなあ。
家族が介護に追われ、私自身も何かと重荷が増えると、容易に人に頼れなくなって(頼るのが申し訳なくなって)、気軽な会話さえできなくなっていた。

世の中は皆、詐欺



数日前、与沢翼さんの「お金の真理」を読み終えた。新事業をする上でマインドセットの方法を知りたかったのだけど、文中の、「世の中は皆、詐欺じゃないか」「女は皆身近な人に秘密を喋っている」という言葉が、深く心に刺さった。

私も人生の局面でいろんな人に相談して、サポートを受けてきたけど、その人たちが陰で何か言っていたら…と思うと、やっぱり怖くなる。
家庭を守る人の集まりでよく出るのは、夫や子供、実家の苦労話だが、それを聞くのがあまり好きじゃなかった。
確かに愚痴を吐くことで楽になるといえばなるのだけど、サポートされている側のプライドを傷つけていると思うと、どうしても罪を感じてしまう。与沢翼さんみたいに多大な責任を負っている人だったら、私的な話には神経質になるんじゃないかな。

心理学は人を救えるか



人の心を支えるカウンセラーは、私情を入れないで傾聴に徹することができる人はどれくらいいるんだろうか。
あるYoutubeチャンネルで「心の観察者であるためには、人間同士のコミュニケーションになってはいけない」と聞いたことがあるけど、人間なんだから全く相手の感情に影響を受けないわけないだろう。ましてや、自分さえ救えていない人が他人を救おうとしてカウンセラーになるのは偽善っぽいし、ちょっと勉強しただけではまともな仕事にならないと思っていた私は、カウンセラーの仕事は選ばなかった。

しかし心理学を学んでからというもの、自分の行動を「心理学的にみてどうか」と検証するようになった。相手を気遣って人間関係を良好にしたいという気持ちを深く見つめてみると、自分の感情を優先したがために傷つきたくないというエゴに行き着き、ため息が出る。
結局人間って、そういうものだ、と認めると、自分の傲慢さから少し解放された気がした。

息苦しい自分を引いて眺める


与沢翼さんがいう通り、この世に信用できるものなんてないのだろう。最近私もそれを感じているから、人との付き合い、物事の実行で決断が求められるときは重圧がかかる。昔ならなんでも即決していたけれど、人生に残された時間を考えると、人間関係に踏み入れることで生じる利害やリスクはなるべく軽減したかった。

どうしようもなく息苦しい自分を引いて眺めてみると、新しい「自立」のイメージが見えてくる。


友達や家族に何かあったら心配だし、寂しい時はそばにいてもらいたい。話を聞いてもらいたい。だから人に働きかけることは、共依存でもなんでもない。自分にしてほしいことを他人にしてあげることで、自分が幸せになれるんなら、それでいいじゃないか。でも、どんなに心を尽くしても、届かない時もあることを、肝に銘じておかないとね。


About TOMOMI SATO〜人生開拓アーティスト佐藤智美 プロフィール

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