主婦卒業。

作品が一つ仕上がりそうなので、画集制作の準備を始める中、横浜の母と弟に新しいマグカップを買った。
昨年一心不乱に父の介護をしていたので、使っているマグカップが欠けていることにも気づいていなかった。丁寧に梱包して郵便局で発送後、スーパーで雛祭りの買い物をして、正午までに家に戻った。

昼食時、リモートワークの夫は緊張した面持ち、娘は連続深夜の制作で寝不足だ。いつもの私なら、ちょっと面白いことを言って笑わせようするが、それもなんか面倒くさかった。

昨年一昨年は夫の交通事故、父の死、娘の授賞など、大きな事件が立て続けに起きて家族が団結した。そろそろ落ち着いてきたので、皆それぞれの道に本格始動したのだと思う。

私は今まで、家に何が起きても大丈夫なように、物事を俯瞰するようにしていた。その姿勢を解くと、少女ような素直な気持ちが表に出てくる。そして面白いことに周りも、遠慮がなくなる。

前に娘と仮装の話をしたときに、私が「鬼滅の炭治郎の格好をしたいな」と言ったら、「ママのそういう格好見たくない」と言われた。娘にとって母は母であって欲しいのだろう。でも私だって、自分でありたい。

家族の状況が変わり、家庭も変化している。今までの安定は私が作っていたのだ。自分を解放したら、それは別のものになっていく。この状態が、今の真実なのだと思う。

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言葉とアートで人生をブレイクスルーするフリーランス画家 佐藤智美

いろいろなものの影響を受けて
合理的に変わっていく生活の節々で、太古から引き継がれてきた私たちの感情が
、社会の波動を受けて揺れた瞬間を切り取って書いています。

生まれては死んでいく運命を持った
人間である限り、変わらないであろう幸せのヒントがそこにあると思うからです。


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