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「食」の思い出。

正月は家族で食を楽しんでいた。大晦日には兼ねてから挑戦したかったオリジナルピザにワイン、それからポテトを揚げて皆で乾杯。
昨年は義父が亡くなったのでお祝いは自粛するつもりだったのだけど、義母がいろいろと正月料理やお菓子などを送ってくださったので、お正月をすることができた。

元旦は良い天気だったので、家族でぷらぷらと散歩に出掛けた。車通りの少ない東京は穏やかで、夕空に衛星を見つけたり、ダイアモンドのような夜景に見惚れながら歩いた。

食の時間、我が家の喜びは盛り上がる。普段食べない料理だと、感動で箸が進む。
夫がワインをあけて「この味覚えていない?」と私に聞いた。
甘やかで良い風味ね、と私がいうと、これはユーロ で飲んだワインだよ、と言った。

ユーロは、新婚時代から、よく足を運んだ地元のイタリアンレストランだった。今はもう閉店してしまったけど、夫婦でいた時は、週末やちょっとしたお祝い時、子供が生まれた時や、家族イベントなどでよく行った。
皆でピザや料理を囲みながら、近況や最近考えていること、思っていることをシェアしあった。
最近は夫婦より家族で出かけることが多くなり、話題も家族でシェアできるものにカスタマイズされていた。

だから、若かりし頃に飲んだワインを二人で味わい、この味覚えている?と聞かれた時は、一瞬、遠いピュアな時代に戻ったような感じがして、心が暖かくなった。

私たちが家族の時間を持つ時は必ず「食」がある。珍しい味で満たされながら、柔らかい心を分かち合う。そんな贅沢な時間に私たちを照らしていたレストランの灯。あの時は何色だったなと、味と共に周りを包んでいた灯の色を思い出す。

食の時間は私たちが味わってきた豊かな時間として私の心に積み重なっている。これも人生の財宝だなあと思う。


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理解しがたいものを理解し受け入れるために書いています。自由でスピリチュアルな風の時代に、私の気づきがお役に立てればと思います。

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