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男に「君を抱きたい」と言われたら。

  • 2025年10月19日
  • 2025年10月19日
  • 人生,

今までいい感じできた男の人から「君を抱きたい」と言われたら、どんな気持ちがするだろうか。
女の側は、すでに動物的な勘が働いていて、次のステップへ行く準備をしているか、または寂しさから一緒にいる人もいるかも知れない。趣味が合うとか、仕事なんかで気心知れた中だったら、ちょっと飲んで話そうかな、と思うことはあるかも知れないけど、それまでのイメージを覆されて、関係が変わることもある。
男女が一線を越えるか否かは、場の空気とか、いろんな要因が働いているのだ。

友達だった男の人から突然「お前とやりたい」と言われたら。即OKとなる人は、多分そういうことに慣れているか、もともと準備していた人で、大抵は「何よ、急に」となるだろう。「そんなつもりじゃ…」となれば、一気にトーンダウンだ。

このようなストレートすぎるアプローチをする人って、恋愛初心者に多い。「お前にこれだけ尽くしたのだから俺にやらせろ」と聞こえてしまい、女の側に「これまでの紳士的な振る舞いってなんだったの」と思わせてしまう。残念だなあ。せっかく開きかけた心の扉を、デリカシーのない言動で壊してしまうなんて。


恋愛は深化したコミュニケーションだ。
言葉によるやりとりで、言えていない心を伝えるための。

お互いに精一杯の思いやりを示しても、心の扉がいつも全開というわけではない。投げた言葉がいつも、ドアの向こうに届くわけではない。ドアの内側にあるものを伝えられない私たちは、表情や仕草や、いろんな行動で匂わせたり、外の様子を見て心の扉を少しずつ開け閉めする。ちょうど扉が開いたところに、タイミングよく言葉を投げるみたいなコミュニケーションの積み重ねで、絆を深めていく。

これって高度なコミュニケーションスキルだ。さほど興味のない相手には、心の内側にあるものを想像しないので、言葉は「思い込み」の枠から出てくる。「相手(自分)はこういう人」「女(男)はこういうもの」「社会的にはこういうことをするもの」という思い込みから出た言葉は、相手への無関心が露呈し、失望させてしまう。

男女で「付き合う」ということは、私たちの中にあるそういった思い込みの枠を取り払って、ありのままの相手にありのままの自分で、どこまで寄り添えるかという話になる。




男は女を欲望で抱くというけど、本当にそれだけなのか。男の愛ってなんだろう。女の欲望とはなんだ。

若い時はただ無性に自分の中に入ってきて欲しかった。空虚だったから。自分の中に太い芯が入ってきたら身体が泉が湧き出るようだった。だから私がカッコいいなと思った男に抱かれるのは最高のエキサイトだった。

体は言葉よりも敏感だ。体のふれあいで、女は男が自分を愛しているか否かがわかってしまう。だから暴力的なセックスにはとても傷つくし、無気力なセックスには失望する。
だれでもちょっと集中できないとか、疲れているとか、上手く向き合えない時はあるし、そういう時に、どうやって心を届けるかは、重要なテーマだ。



いろいろな価値観、いろいろな生き方を持った人がこの世界にいて、それぞれもっと自然体で幸せになりたいと思っている。
男と女も全然違う生き物だけど、自分の弱さと強さを目一杯感じて、相手のことも目一杯感じて、お互いに頼ったり、支えたりすることが自然にできればいいのにな。

私は最近、気に入った化粧品や、着てみたい洋服などは迷わず買っている。今までは美容にお金を使いすぎるのは悪だと思っていたが、これは思いこみだった。素敵な自分になるというクリエイティビティは、悪ではなく自分への愛であり、男を飽きさせたくないという欲望だ。愛と欲のセットで満たされた私は他人を幸せにできる。自分が美しく生きるために必要なお金は自分で稼ぐと決めるとバイタリティが出てくる。


男と女にはいろんな可能性が秘められている。あの時こんな言葉を交わしていたら、どんな未来になっていただろう、と時々思う。ちょっとしたすれ違いで離れてしまった人も、また連絡すれば会えるかもしれないし、そのままにしておけば記憶に薄くなっていくのは、自然なことだ。
私たちは工夫すれば、いろんなものを交換できる。癒しとか、共感とか、娯楽とか、創造性とか。
ディープなsexでしか分かち合えないものでもなく、ちょっとハグしたり、肩を抱いたり、髪を撫でたりすると、じんわり心に染み透る。今はそんなのでもいいな。優しさや労りが明日への活力になるから。


日常とは、いろんな人や心が行き交う交差点だ。私たちは常に誰かと繋がっては離れて、人間関係を更新していく。
潤いのある関係を送っていくために、私たちはどんな時に、どういう言葉をかけ、どんなコミュニケーションをするかというスキルを磨いていかないといけない。その過程で、私たちを潜在的に縛っている「思い込み」を少しずつ手放していく必要があるだろう。




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