YouTubeで、ポール・ハードキャッスルの「19」を聴いた。
https://youtu.be/R5rWUlkKuVM?si=zjfFVubL5GAqFMRw
1985年にリリースされた、めちゃくちゃかっこいいディスコナンバーだが、内容は「ベトナム戦争に駆り出された兵士の平均年齢が19歳」というもの。
ドキュメンタリーな内容を軽快なエレクトリックサウンドに乗せたこの曲は、ヘビメタやハードロック全盛期の当時では、かなりクールな印象を受けた。
MVは19歳の青年の顔写真から始まる。軍服を着たあどけない笑顔と、激しい銃撃戦。
やせた兵士たちが戦地を走り、けが人や弾薬を運ぶ姿は、学校の運動部の試合でせわしなく働く学生たちと重なって見えた。
映像の中盤以降、華やかに踊るバトントワラーの少女たちの行進と、物憂げな顔で戦地へ招集される少年たちの行進の対比に目を奪われた。
少年たちは髪を刈られ、体を採寸され、軍服に身を包む。政府の命令のもと、その命を犠牲にさせられる。
出陣する彼らの心を知らず、賞賛するように楽しそうに踊る少女たちに、残酷な性差のすれ違いを見る。
しかしこの曲のエレクトリックサウンドは40年前の古さを感じさせない。当時の若者が曲の内容など知らずにディスコで踊りまくっていたほどだ。
ポール・ハードキャッスルは、戦地へ赴いて行った少年達の勇姿を最先端の音楽によって讃えたかったのではと思う。
「言葉とアートで人生をブレイクスルーするフリーランス画家 佐藤智美」メルマガ登録はこちら
【TOMOMI SATOS ART WORKS】https://www.ts-artworks.com
【TOMOMI SATOS ART】https://artworks2017.thebase.in
【ねんど美術館】https://tomomiart.site