日常で起きたこと、考えたこと。
日曜朝にやっていた海外ドラマは、親の布団に入りながらよく見ていた。明るい空とネイビーの海、白っぽく光る船の上で陽気に会話を楽しむセーラ服の水兵さんたちを見て、「陽気でかっこいい人が住むアメリカ」を想像した。
「みんな違ってみんな良い」という詩人金子みすずの名文は、義務教育ではよく用いられてきたが、実際はそうもいかない。協調性を重んじる日本社会は快適な生活を阻害するものを嫌う。
オンラインで共感や批判などは盛んに行われているが、オフラインで人同士が熱くぶつかり合うということはあまり聞かない。だから昭和の大乱闘などの映像をテレビで見ると、笑っちゃうような懐かしさを覚える。
生前の父はあまり実家のことは語らなかったけど、父と祖父は仲が良くなかったらしい。叔母の話によると父と祖父は、趣味も思考もよく似ていたという。
ここ1〜2年は自分の古い殻を破りたくて、普段やらないことをやったり、いろんな人に出会って別れた。その出来事一つ一つに自分を覆っていた膜を破られて、以前より剥き出しの自分になっている。
元日は家族で人生ゲームをやった。思いの外ゲームはエキサイトして、私は2回戦でギブアップした。布団に寝転んだら、疲労がどっと噴き出して、そのまま2時間くらい爆睡した。
最近テレビでよく見る番組は「Z世代が選んだ昭和の歌謡曲」とか「令和世代が選んだ昭和の女優特集」だ。多分、彼らの親世代の多くが昭和生まれなので、親からよく聞いているのだろうし、Youtubeなどでも目にするのかもしれない。
よくある恋愛ドラマで、婚約したカップルの男性側が「経済力がないから」とか「有名な〇〇になるからもう少し待って」と結婚を延期しているシーンがあるけど、それって、本当に恋人のことを好きなのかなあ、と思う。