いっしょに生きるということ。

朝起きると、いつも腰が痛い。私の布団が古く弾力がないので、夫が「早くマットレス買ったら」と言った。「そうだな、早くマットレス買おうっと」と私が言うと、夫は「でも買った後、なんか言わないでね」と言う。

夫はこんな風に、いつも一言付け加える。多分、買い物に失敗した時のコストを考えているのだろう。私は「何買ったって、なんかいうわよ」と返す。ちゃんと検討しても失敗することはあるので、その時は自分のお金で買い換えるつもりだ。
こんなふうに、何やったって私は私のままだ、やったことには責任を持つ、と言えるとスッキリする。そして、そう言えるだけの、程良い距離を保てていることに感謝する。



若い頃は、心のひだまでしっかり受け止めてもらうことが安心だったし、親密だと思っていた。幼い頃に不安も喜びも丸ごと受け入れ合う安心を体験しているからだと思う。今もその心地よい感覚は覚えていて、気持ちへの気遣いが行き届いた人に、とても好感を抱く。
でも、相手を想うがために相手を尊重しすぎると、言われたことを気にして挑戦ができなくなったり、物事に対して防衛的になってしまう。そうなると、その人といることで社会人として成長できない自分に不安感を持つ。

共依存の怖いところは、自分よりも相手が重要になってしまうところだ。相手を失いたくないがために、自分の人生の決定事項も、相手の顔色を窺ってしまう。それは一言多い側の人も同じで、本当は相手を丸ごと受容したくても後にかかる負担を考えて、甘やかさないように防衛しているのだと思う。

本当に親密な感覚って、正直、私自身もまだよくわからない。ただ、攻めの人生を生きていきたいので、そんな私を認めてもらいたいと思う。相手が大切だからこそ、いろんな摩擦が水面下で起こっているかもしれないけど、いつか理解してもらえると信じたい。



About TOMOMI SATO〜人生開拓アーティスト佐藤智美 プロフィール

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