画家佐藤智美のブログ
2007年、東京国立近代美術館でこの絵を見た。大きな屏風絵だった。中央の黒い群集は、首を垂れてさまよう亡霊のようだった。彼らは神々しい光に包まれている。決して絶望の中にいるのではなく、どこかに必ずある真理の道へ探り歩いているようにも見えた。
「求法高僧東帰図」は、平山郁夫の初期の作品だ。遠い昔、中国の僧侶が仏教の教養を探究するため、国禁を犯し危険を顧みずに仏典を求めてインドへ旅した。彼らの険しい旅の足取りを絵画化することを試みたのは、平山自身が画家として果てしない道を歩んでいくために自身に課した闘いでもあったという。
私はこの荘厳な幻想美が好きだ。漆黒と黄金。これは「人間の苦悩」と「聖なる救済」のように思える。項垂れ迷い歩く人たちも神に見守られた存在なのである。人間であるが故の苦悩、煩悩にどんなに苦しめられようとも、そこには必ず光が降り注いでいる。穏やかな眼差しで人間を見つめる平山が捉えた「迷いの中にいるものは必ず救われる」という真理が、ここに込められているように思う。
平山郁夫 「求法高僧東帰図」1965年
About TOMOMI SATO〜人生開拓アーティスト佐藤智美 プロフィール
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娘に望月けいのイラスト集を見せてもらった。今売れているイラストレーターさんだ。キャラクターデザインがベースとなっているが、緊張感のある配色とゴスロリ、エログロテイストの不穏な空気感は今の時代に共通のものを感じる。
恋愛は深化したコミュニケーションだ。言葉によるやりとりで、言えていない心を伝えるための。ちょうど心の扉が開いたところに、タイミングよく言葉を投げるみたいなコミュニケーションの積み重ねで、絆を深めていく。
行きつけの病院の血液検査結果を見たら、グルコースと尿素が標準より高く、中性脂肪が標準値より低かった。いつも異常なしなのに、こんなことは初めてだ。
渡辺優著「女王様の電話番」を読んだ。Yahooニュースに出ていた紹介記事を読んで、面白そうだったので早速Amazonで注文した。次の日に届いて、1日で読んでしまった。
今やっている世界陸上をみていても思うんだけど、自分のキャパ以内でトレーニングしていても自己ベストは出せないように、自分が持っている感性を全開にして生きないと新しい発見も感動もないのだ。