- 2024年9月1日
令和の風に吹かれても、昭和世代の居場所はちゃんとある。
令和世代の浮遊感を取り入れようとトライしてみたが、若い人のようにうまくはいかない。私は「過去」という踏み台があるからこそ、今から未来へと高く跳べるのだろう。
私の思い出。
令和世代の浮遊感を取り入れようとトライしてみたが、若い人のようにうまくはいかない。私は「過去」という踏み台があるからこそ、今から未来へと高く跳べるのだろう。
誰かを好きになったり憧れたりする心は、嫉妬と表裏一体だ。だから嫉妬しないようにすることは、愛さないようにすることに等しい。そうやって感情を押さえつけていたら、心は石のように固まっていく。
高校時代、母から「目立ちたがりだった」と言われて恥ずかしい気持ちになった。社会の圧力で表現力が萎縮されたが、大人になってクリエイティビティの大切さを理解し、表現力を取り戻そうと決意。
教会で牧師さんと話していて、「ほとんどの人は欲でものを言い、動いていますね。愛って、あってないようなもの」と私が言ったら「大半の人は反射神経で喋っています。愛とか思いやりとか、深く考えない」という返答が返ってきた。
朝起きると、和室の茶色い柱と漆喰の壁が目に入る。ちょうど私が結婚した27年前も同じものを見ていた。いつも彼と一緒にいた。そうすることでやっと生きていた自分は目に映るものがとても新鮮だったことを思い出した。
言葉にできない気持ちはある。しかし私はそれを明確にしたかった。不明瞭なものを不明瞭なまま持っていくと、どこかとんでもない所へ押し流されていきそうだったからだ。
日曜朝にやっていた海外ドラマは、親の布団に入りながらよく見ていた。明るい空とネイビーの海、白っぽく光る船の上で陽気に会話を楽しむセーラ服の水兵さんたちを見て、「陽気でかっこいい人が住むアメリカ」を想像した。