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日本の画家

日本の画家の話。

  • 2021年11月30日

雨は天からの賜り物。

日本の雨は、趣があって好きだ。晴天の碧礫のように日常に訪れ、ドラマを運んでくる。ある時は戒めるように、ある時は慰めるように、心の汚れを洗い流す。

  • 2021年11月29日

大いなる「母性」を、目の前にして。

500号から1500号の大画面が並んだ展示室に入ると、津波に襲われたような感覚になる。絵の中で、個人の物語が寄せ集まり、連なり、社会の物語が嵐のように巻き起こる。四方八方から様々な感情を浴びせられているようだ。

  • 2021年10月26日

様々な「始まりの記録」。

有賀さんが描いているのは「夢」の世界だ。私たちが眠りについた後に潜在意識が見せる風景。過去の記憶や普段気づかない感情、感覚、取り留めのない、儚いものが様々な形状になり、脳のスクリーンに現れては消えていく。有賀さんはそういった取り留めのないものを注意深く拾い、具象化する。

  • 2021年10月20日

「ひとり仕様の絵」が、伝えること。

「僕は制作する上で質量を大切にしているんだよ」いつかの個展で野崎さんはそう私に話していた。キャンバスにモデリングペーストを塗り、注意深く絵具を塗り重ねて重厚感を作り上げていく画風には、野崎さんの自己対話の痕跡が表れていた。でも今回はそういった重厚感が見られない作品がいくつかあり、いつもの空間に、新鮮な切れ味を出していた。

  • 2021年9月5日

東海道五十三次

江戸と京の間の距離は、487.8km。当時、車も電車もないので、徒歩の旅だ。しかしながら、まだ整備されていない、この長く険しい旅路を江戸時代の人はどのように見ていたのか。

  • 2021年9月3日

女性が内に秘めるもの。

テーブルに転がるブドウの実。大きな葉の陰で女性は項垂れる。胸を隠す扇子と背景の豪華な花模様が、満ち足りた日常を物語る。しかし眼差しはどこか物憂げだ。

  • 2021年9月2日

「天」と「地」が共鳴する。

グラフィックデザイナーとして駆け出しの頃、お香のパッケージデザインの仕事をしていた。日本古来から使われている日用品を、なんとかセンス良くデザインしようと参考にしていたのが、江戸琳派の芸術だった。

  • 2021年9月1日

壮大な天空活劇。

初めて加山又造の作品を見たのは、確か小学生の頃だったと思う。「初月屏風」と名づけられたこの作品は、凄まじい天空活劇を思わせる。

  • 2021年8月30日

欧州の憂愁

寒い国なのだろうか。薄日の滲んだ、灰色の重たい空と、堅牢な建物にじわりと焼き付けられた夕陽の赤色。終わっていく一日が遺したぬくもり。

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[Mail Story] アートで窮屈な日常が拓けた未来に変化する〜あなたの「軸」への道標

古い価値観が崩れ、新しい価値観が生まれようとしている現代。変容する社会の中で見えた人間の姿を、アート&ストーリーでお届けします。

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