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美術評論
いろんな作家の美術評論。
- 2022年3月7日
つながりへの切望と戸惑い〜JUN OSON個展「STARE」を見て感じたこと。
いろんな「人」が描かれていた。個としての「人」。彼らは何か(誰か)を見つめながら考えたり、ワクワクしたり、戸惑ったりしている。この空間は、そんな思いを抱えた人たちのコミュニティのようだ。
- 2022年2月21日
フラワーベッドに横たわる恋人たち
シャガールの作品だけど、題名はわからない。私が知っているシャガールは、もっとファンタジックな印象だったのだけど、この絵はもっちりとした濃厚な情感がある。
- 2021年11月29日
大いなる「母性」を、目の前にして。
500号から1500号の大画面が並んだ展示室に入ると、津波に襲われたような感覚になる。絵の中で、個人の物語が寄せ集まり、連なり、社会の物語が嵐のように巻き起こる。四方八方から様々な感情を浴びせられているようだ。
- 2021年10月26日
様々な「始まりの記録」。
有賀さんが描いているのは「夢」の世界だ。私たちが眠りについた後に潜在意識が見せる風景。過去の記憶や普段気づかない感情、感覚、取り留めのない、儚いものが様々な形状になり、脳のスクリーンに現れては消えていく。有賀さんはそういった取り留めのないものを注意深く拾い、具象化する。
- 2021年10月20日
「ひとり仕様の絵」が、伝えること。
「僕は制作する上で質量を大切にしているんだよ」いつかの個展で野崎さんはそう私に話していた。キャンバスにモデリングペーストを塗り、注意深く絵具を塗り重ねて重厚感を作り上げていく画風には、野崎さんの自己対話の痕跡が表れていた。でも今回はそういった重厚感が見られない作品がいくつかあり、いつもの空間に、新鮮な切れ味を出していた。