宇佐見りんの「推し、燃ゆ」を読み終えた。21歳の若手作家が書いた芥川賞受賞作。「推し」という言葉が今っぽい。私の娘もアニメキャラクターの「推し」を熱心に愛でているので、「推しを愛でる」という気持ちがどういうものか興味があった。
しかし「愛でる」という行為は、アニメだろうと、アイドルだろうと、勉強だろうと、スポーツだろうと、大差ないのでは、と思った。「命をかけて何かに取り組む」という行為は、時には外界との関係を壊したり自分を傷つけたりするけれど、それを通過することで、己が何者であるか、己の生き様がどんなものであるかを発見し受け入れることができる。
この物語の中で語られているのは、全身全霊で生きる証を感じることの凄まじさと虚しさだ。
私は青春時代にアイドルに夢中にはならなかった代わりに、「受験勉強」に全力を傾けた。切実に勉強がしたかったわけではないが、私を作り上げる第一歩として、そばにあったものが勉強だったからだ。全力を傾けたからと言って、望むものが得られたというわけではなかった。しかし全集中したことは、経験と知識となって確実に私の中に蓄積された。
大人になればなるほど、自分を追い込んで何かに取り組むことはできなくなっていく。それは安全な日常を送ることへの障害になることもわかってくるから。だからこそ、この物語に描かれた推しへの愛おしさが、とても神聖なものに感じられる。若い時代にしか持ち得ない勇気とひたむきさがあり、胸が締め付けられた。
About TOMOMI SATO〜人生開拓アーティスト佐藤智美 プロフィール
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娘に望月けいのイラスト集を見せてもらった。今売れているイラストレーターさんだ。キャラクターデザインがベースとなっているが、緊張感のある配色とゴスロリ、エログロテイストの不穏な空気感は今の時代に共通のものを感じる。
恋愛は深化したコミュニケーションだ。言葉によるやりとりで、言えていない心を伝えるための。ちょうど心の扉が開いたところに、タイミングよく言葉を投げるみたいなコミュニケーションの積み重ねで、絆を深めていく。
行きつけの病院の血液検査結果を見たら、グルコースと尿素が標準より高く、中性脂肪が標準値より低かった。いつも異常なしなのに、こんなことは初めてだ。
渡辺優著「女王様の電話番」を読んだ。Yahooニュースに出ていた紹介記事を読んで、面白そうだったので早速Amazonで注文した。次の日に届いて、1日で読んでしまった。
今やっている世界陸上をみていても思うんだけど、自分のキャパ以内でトレーニングしていても自己ベストは出せないように、自分が持っている感性を全開にして生きないと新しい発見も感動もないのだ。