Categories: 人生社会美術

「心」を遠くへ、飛ばしてみる。

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SNSで、ファッション雑誌から抜け出てきたような女性が「家庭に縛られて自分のことができない人生、それでいいのー!!?」みたいなことを言っている広告をよく目にする。月収何百万も稼ぐ自立した女性実業家だったら、そういう問題は自分で片付けられると思うんだけど、あまりにも皆で同じことを言っていると、結局、女って根っこは同じなんだなあと思う。

「自己ブランディング」は今流行なんだろうか。「自分らしく」「ママ起業」というキーワードが驚くほど目につく。「ママ」と「自分」が両立しにくい日常で「ママ」の役割を担いながら、自分らしさを必死で追い求める人たちを映し出す。
そして「共依存」というキーワードも多い。親子や夫婦、恋愛関係で起こりがちな、センシティブで厄介な現代病のようだ。

「家庭から自由になりたい」「共依存から抜け出したい」という悩みを見続けているうちは、その問題は解決しないのではないろうか。(私もそうだったのだけど)本当に解放されたいなら、強制的に物理的に離れることが必要だ。例えば、1ヶ月ぐらい海外で生活してみるとか、今までやらなかった仕事に挑戦してみるとか。「一回死んで、生き還る」くらいの覚悟で、今までとは全然違う環境の中にたった一人で身を置いてみると、自分や周りの見え方が違ってくるんじゃないかな。



2年間心理学を学んだけれど、心理カウンセラーになるよりアーティストでいたいな、と思った理由は、新しいものや興味を惹かれるものに常に挑戦していくことで、新鮮な自分でいたいからだ。

何かに囚われて、変わることができないなら、一旦向き合うのをやめて「心」を遠くへ飛ばしてみる。興味を持ったものなら何でもいい。その代わり、一人で行くこと。遠くを目指すことで、心に翼が生え、物事は自動的に更新していく。


About TOMOMI SATO〜人生開拓アーティスト佐藤智美 プロフィール

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Tomomi Sato

東京在住のアーティスト。理解しがたいものを理解し受け入れるために書いています。自由でスピリチュアルな風の時代に、私の気づきがお役に立てればと思います。

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