呼吸が止まる時。

スポンサーリンク

ご飯を食べている時や寝ている時に、急に呼吸が止まったような感じになり苦しくなることがある。慌てて深呼吸したり体制を変えてみたりして、体に酸素が行き渡るように工夫してみる。

これが深夜に起きた場合は、寝ていることがいたたまれず、起きて何かする。寝る前のインターネットはよくないが、情報を入れることで呼吸の楔になっていたものが外れ、頭と心が動き出す。

止まるのはよくないんだろう。とにかく動いて、道の気配を掴み進まねば。


タロットカード0番のカード、「愚者」を思い出した。
空を仰いでいる若者は、勢い余って崖から落ちそうだが、彼の顔には不安も恐怖もなく、好奇心でいっぱいだ。崖から落下するか飛ぶか、可能性は未知数。

今私はそんな感じだ。周りの取り巻くものが変わり、あと先わからないまま、先へ進もうとしている。
新しい扉が開かれる最もエキサイティングな瞬間にいる。嬉しいような怖いような、いつも見ているものが、いつもと違って見える緊張感で、普段の呼吸も忘れてしまう。道がはっきりすれば、呼吸もスムーズに流れるだろう。


お昼時のテレビで、若い頃に訪れたことのある果樹園を見た時、夫が懐かしそうに「ここ行ったな」といった。
30年近くも前の私に意識が飛んだ時、宙に浮いていた足が一瞬定まった気がした。普段忘れているが、着地点はちゃんと足元にあるのだ。


言葉とアートで人生をブレイクスルーするフリーランス画家 佐藤智美」メルマガ登録はこちら

【TOMOMI SATOS ART WORKS】https://www.ts-artworks.com
【TOMOMI SATOS ART】https://artworks2017.thebase.in
【TOMOMI SATOS ART BLOG】https://tomomiart.tokyo

スポンサーリンク
Tomomi Sato

東京在住のアーティスト。理解しがたいものを理解し受け入れるために書いています。自由でスピリチュアルな風の時代に、私の気づきがお役に立てればと思います。

Recent Posts

子供の頃のクリエイティビティを呼び起こす。

高校時代、母から「目立ちたがりだった」と言われて恥ずかしい気持ちになった。社会の圧力で表現力が萎縮されたが、大人になってクリエイティビティの大切さを理解し、表現力を取り戻そうと決意。

5 days ago

名古屋の思い出。

FBで小学校4〜5年の頃に住んでいた名古屋のことが話題に上がったので、思わずGoogle Earthで調べてしまった。私が住んでいたのは名古屋市千種区下方町5丁目。福岡から越してきたのは1979年の4月だった。

2 weeks ago

「人間の膨らみ」は「頬の膨らみ」

岡本太郎は、社会常識やいわゆる外目線に合わせて自分を変えるのではなく、自分自身を社会にぶつけて傷付いたり成長していくことを「人間が膨らむ」と言っている。良い表現だなあと思う。そこには借り物でない真の喜びがあるだろう。

2 weeks ago

岡本太郎記念館に行った。

エッセイを読んで岡本太郎記念館を訪れた。彼のアトリエ兼自宅で、力強くも繊細な作品に触れ、芸術の爆発を感じた。

2 weeks ago

父の孤独。

ゴールデンウィークに家族で出かけた際、流行のゲームについて話す夫と娘に疎外感を感じた。家族のバランスを保ちながらも、自分を犠牲にしてきたことに気付き、過去の父との関係性と重なる感情を覚えた。

2 weeks ago

未来を拓く「純粋性」。

岡本太郎といえば、「芸術は爆発だ」の言葉で有名だ。鮮やかで毒々しい立体や平面作品が印象的だが、本当に人間の生命力とは何かを深く見つめている人だなと思った。

2 weeks ago