Closeup of a support hands
父が緩和治療に入ったらしい。危篤と回復の繰り返しで疲れた母から電話があり、ため息混じりの話を聞いていた。
夕飯時になり台所で作業していたら、娘が横に立っていた。豚肉を湯煎で通しながら、今起きている状況を話して、「ママが死ぬ時も看取ってね」と言ってみたら、娘はギュッと目をつぶって「今はそんなこと考えたくない」と言った。おどけているようにも、拒否しているようにも見えたが、上手い交し方だと思った。
私も中学生くらいの頃から母親に「死ぬときは看取ってね」言われ続け、ずっと呪縛に感じていた。
親が子を産み育て、子が親の面倒を見て、死を看取る。そんな命の連鎖は「家制度」として、ずっと続いてきた。印象深い恋愛も仕事も、そういった生命活動の一環でしかないと考えると、人間の人生って、なんてシンプルなんだろう、と思う。
「人生をありきたりで終わらせたくない」という思いは、ずっと聞かされ続けてきた母親の「老後の面倒を見て、看取って」の呪縛から、解放されたかったからではないか。
この声を、次世代にも聞かせることに抵抗がある。私が苦しんできた呪縛を、子供にも受け継がせたくない。「最後を看取る」というのは、「親に頼まれたから」ではなく、「親に愛してもらったから」であって欲しい。綺麗事だろうか。
これだけ冥土の力や人間の本性に恐れ慄いても、性懲りもなく私は夢を見ている。
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娘に望月けいのイラスト集を見せてもらった。今売れているイラストレーターさんだ。キャラクターデザインがベースとなっているが、緊張感のある配色とゴスロリ、エログロテイストの不穏な空気感は今の時代に共通のものを感じる。
恋愛は深化したコミュニケーションだ。言葉によるやりとりで、言えていない心を伝えるための。ちょうど心の扉が開いたところに、タイミングよく言葉を投げるみたいなコミュニケーションの積み重ねで、絆を深めていく。
行きつけの病院の血液検査結果を見たら、グルコースと尿素が標準より高く、中性脂肪が標準値より低かった。いつも異常なしなのに、こんなことは初めてだ。
渡辺優著「女王様の電話番」を読んだ。Yahooニュースに出ていた紹介記事を読んで、面白そうだったので早速Amazonで注文した。次の日に届いて、1日で読んでしまった。
今やっている世界陸上をみていても思うんだけど、自分のキャパ以内でトレーニングしていても自己ベストは出せないように、自分が持っている感性を全開にして生きないと新しい発見も感動もないのだ。