岐路を突破する。

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家族の団欒の時に話が飛んだり、感情が昂ったりして、うまく調和できない時がある。皆が楽しめなくなると思って言葉を呑むと、自分の感情を消化するのにエネルギーを使うので、話を聞いても上の空になる。

「一人で部屋に篭っているとボケちゃうから、なるべく団欒してろよ」と夫に言われる。そうだと思う。けど、こういう時の団欒は、私にとって苦痛だ。

そういえば、実家にいた時も、そのようなことを言われた。
団欒は、周りにチャンネルを合わせないとできない。でも、こういう時の私は、内側でマグマが噴火しているので、会話が唯我独尊状態になり、面白く聞いてくれる人と、不快になる人と、二極化する。

高校生の時は、親がよく話を聞いてくれた。それはいいのだが、後で「議論は人に嫌われる」と言われ、以来、あまりしないようになった。その代わり頭の中で、盛んな議論が繰り広げられるようになり、人知れず私の頭の中は進化していった。

内側で火山が噴火する時は、猛烈な自己変革が起きている。周りとの調和を考えると、動悸や息切れが起きる。この傾向が年々激しくなっているので、相当、抑圧されていたのかも知れない。

どうして私は調和を取ろうとしてしまうのだろうか。
元々の気質かも知れない。人に優しくしたいし、されたい。皆を大事にしたいのだけど、そうすると、本来の私の力が萎んでしまう。

やりたいことを我慢したら自分に申し訳ないと思うし、やりたいことを押し通そうとすると、周りを傷つけて申し訳ないと思う。何やっても申し訳ないと思うなら、そんな関係(感情)は捨てちまえばいいじゃん、という結論に辿り着く。

結局、どう生きたって完璧な受容はないのだから、これは私の人生に必要なことと思って、岐路を突っ走るしかないのだ。

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Tomomi Sato

東京在住のアーティスト。理解しがたいものを理解し受け入れるために書いています。自由でスピリチュアルな風の時代に、私の気づきがお役に立てればと思います。

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