Categories: 人生日常社会

時代の空気なんて読まない方がいい。

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理屈を聞かせるのって、人を疲れさせるんだな、と、最近気づいてきて、文章でも絵でも感情を出すようにしていたのだが、そういう受容的な姿勢を見せると、いろんな人からカミングアウトされる。
目一杯自己表現した後、人から言われたりされたりしたことで、キモいと感じた時は、その感覚は正しい。自分にとってあまり良くない人なんだろう。


なぜキモい、って思うのかというと、「いい歳した大人が、今更何言ってんだよ」と思うから。本当は自分のことを、カッコいいとかすごいとか思っていて、こんな自分だからこれくらい許してよ、というのが見え見えなのだ。
これくらい許して、と言わざるを得ないくらい、普段無理して生きている人を、かっこいいと思わない。そんな疲れる生き方やめろよ、と言いたい。



高校生ぐらいの時だったかな、飲み会でエロい話や会社の悪口をぶちかましているおじさんたちに嫌悪してたら「酒の席でそういうことを言えないのは面白くない奴だ」なんて父が言って、母も賛同していて、私は大人の世界を不可解に思ったものだった。

当時の社会で男たちはそれくらい無理して働いていたのだろうし、女たちはそんな男を支えることを余儀なくされたのだ。
でも飲み会でそういう話で盛り上がっている男たちを、どうしてもカッコよく見えなかったし、それを肯定する女の美徳というのも嘘っぽい感じがした。社会で望まれているという理由もいまいち説得力がなかった。

社会の空気って人の心も歪めてしまう力があるんだな。
では今の時代に流れている空気ってどんなものなんだろう。「先行き不透明」「老後」「年金」「投資」「SNS」「フォロワー数」「バズり」なんて言葉が聞こえてくる。皆が皆、自由な空気の中を、不安と自己顕示欲に煽られて泳いでいるって感じ。
大した中身もないのに、たいそうなキャッチコピーをつけて叫んでいる輩が、ネットにはわんさかいて、うるさくてブラウザを閉じたくなる。

そうだとすると、時代の空気なんて、読まない方がいいんじゃないか。
私の過去絵は、そういうものを全く気にしないで描いていたから、今見ても、いいなと思うのではないだろうか。若い時に書いた本もそうだ。
今までの場所に止まっていたらいけないと思うのは、時代の速さに煽られているからで、本当の自分の居場所は、ここだと思っている。だから手放してはいけないという気持ちが、どこかにあるのだ。

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Tomomi Sato

日常や今社会で起きている出来事を、アートな視点で捉え、私たちがもっと自然体で、エキサイティングに生きられるような、ものの見方、心のあり方を探っていこうと思います。

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