15歳から30歳くらいまで私が40冊以上のノートに書きためていた詩篇を編集し、フリーランスになって間もない2001年に記念出版した。「運命のプロローグ」という題名には、まさに自分で人生を歩み出すまでの困難な道のりをしたためた。
共感してもらえるって、ありがたいことだ。水沢さんは文学だけでなく、私を人間としても認めてくださったのだ。なのに私は、自分を高めることばかり考えていて、水沢さんの厚意をきちんと受け取ることができなかった。
「縛られた人生はもう終わり。これからは、自分の力で自由に生きていく」そう決意した時、抑圧されていた創造力が一気に溢れてきた。