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初夏、柔らかい土に芽吹いて、かわいいハート形の双葉から蔓が伸び、葉は青みを増して、絡み合いながら蕾を付ける朝顔。大輪に咲く花もあれば、葉や他の花の陰になって歪んでしまう花もあります。そして最期は皆、萎んで茶色くなります。盛んな蔓は花達の凄まじい生存競争など気にもかけずに、空へ伸び続け、また蕾を付けます。 私たち人間も皆、親から産まれてきます。朝顔の蔓のように絡み合い、日向に出たり陰に追いやられたりしながら、子孫を残し、最期には土に還ります。この行程を、私たちはどれくらい繰り返してきたのでしょう。そういった力を生み出しているのは何なのでしょうか。考えれば考えるほど、気が遠くなります。


遙 652×428mm 色鉛筆・CG 2012 
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About TOMOMI SATO〜人生開拓アーティスト佐藤智美 プロフィール

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Tomomi Sato

東京在住のアーティスト。理解しがたいものを理解し受け入れるために書いています。自由でスピリチュアルな風の時代に、私の気づきがお役に立てればと思います。

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