「思春期」をテーマにした連作。「妬」が傷を象徴するのに対し、「愛」は祈りの象徴だ。希望の見えない日々の中で、彼女は「妬み」によって傷つけられたものが、回復することを願っている。細かく描写した少女の顔と荒々しく塗り重ねるマチエールの背景で、純粋な願いと激しい感情を対比させた。「妬」「愛」の連作は、少女の「傷と祈り」という精神世界に着目しており、具体的な背景を描かず、色彩を抑えて、現実感を削ぎ落とした。結果、見る人に絶望感を与えてしまったが、一歩踏み込んで人の心を描くことに成功した記念すべき作品になった。
愛 77×57.8cm 色鉛筆・アクリル絵の具・CG/紙 2015 購入はこちら→
About TOMOMI SATO〜人生開拓アーティスト佐藤智美 プロフィール
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岡本太郎といえば、「芸術は爆発だ」の言葉で有名だ。鮮やかで毒々しい立体や平面作品が印象的だが、本当に人間の生命力とは何かを深く見つめている人だなと思った。
昨日書いた記事が抽象的で不完全感があったので、「子持ち様」問題についてもうすこし調べてみた。特に職場で子供のために急に休む人のしわ寄せが子持ちでない人にいくことが問題視されているようだった。
ネット上で子持ち世帯が批判される現象について、それが恋愛や結婚への消極的な風潮や社会的な価値観の変化、女性性の解放や新しい生き方の模索とどう関連しているかを探った。
教会で牧師さんと話していて、「ほとんどの人は欲でものを言い、動いていますね。愛って、あってないようなもの」と私が言ったら「大半の人は反射神経で喋っています。愛とか思いやりとか、深く考えない」という返答が返ってきた。
近頃周りでも、定年を迎えた夫婦の家庭問題や健康、金銭問題の話を聞く。生活レベルを落とした時に表出するいろいろな問題に誰もが諦観的なのは、老いて体が動けなくなってからでは打つ手がないからだろう。