INTRA MUNDIのビデオカタログが届いた。イタリア はコロナ感染者が増えていて、突然閉鎖になるかもしれない状況の中開催された。主催者の方々が尽力してくださり、メディアからの反響は大きく、高評価だったようだ。
私は「過去から続いている命の絆」をテーマに、「BIRTH」「The mother ground」「Hug」の3作品を展示させていただいた。でも生命を「地球規模」で捉えている作品を見ると、こんな日本の小さな部屋の中にいていいのかなあと思った。
カタログの中に、世界中を旅して異文化の人たちと触れ合うTarshito氏の映像をがあった。メキシコ、インド、ペルー、韓国、ネパール….彼らの生活を布に描き、それらを一つに繋げて蒔絵を作っていた。異文化の人々を見ていると、「今ここ」から、遠く、意識を広げてくれる。こんなふうに世界中のいろんな人と出会って繋がることができたらなあ、と思う。
私は、まだ芸術的に、飛べてない。
世界は広く、自然は美しい。その中で育まれた生命も美しい。もっともっと奥深く、それを感じられたらいいのにな。
About TOMOMI SATO〜人生開拓アーティスト佐藤智美 プロフィール
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昨日書いた記事が抽象的で不完全感があったので、「子持ち様」問題についてもうすこし調べてみた。特に職場で子供のために急に休む人のしわ寄せが子持ちでない人にいくことが問題視されているようだった。
ネット上で子持ち世帯が批判される現象について、それが恋愛や結婚への消極的な風潮や社会的な価値観の変化、女性性の解放や新しい生き方の模索とどう関連しているかを探った。
教会で牧師さんと話していて、「ほとんどの人は欲でものを言い、動いていますね。愛って、あってないようなもの」と私が言ったら「大半の人は反射神経で喋っています。愛とか思いやりとか、深く考えない」という返答が返ってきた。
近頃周りでも、定年を迎えた夫婦の家庭問題や健康、金銭問題の話を聞く。生活レベルを落とした時に表出するいろいろな問題に誰もが諦観的なのは、老いて体が動けなくなってからでは打つ手がないからだろう。
朝起きると、和室の茶色い柱と漆喰の壁が目に入る。ちょうど私が結婚した27年前も同じものを見ていた。いつも彼と一緒にいた。そうすることでやっと生きていた自分は目に映るものがとても新鮮だったことを思い出した。