「冥王星的な人」と「12室の金星」。

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近頃の西洋占星術はスピリチュアルに掘り下げられていて面白い。ホロスコープの読み方をYouTubeで興味深く聴いていたら、「冥王星的な人」「12室の金星」の話に引き付けられた。

「冥王星的な人」とは、ホロスコープ上にある冥王星とインナープラネット(太陽、月、金星)がハードアスペクトをとっている人、もしくは冥王星の影響を受けている人のことだ。

冥王星と言えば、この春に山羊座から水瓶座に移動したことで、世の中が大きく変わる前兆と噂された。単なる占いの話だが、星が影響しているか否かは別として、私たちの意識が少しずつ動いていることはわかる。この世のものは移り変わるのが常で、何がどのように作用しているか、私たちの知るところではないのだけど、冥王星が、「変容」「破壊と再生」「物事の深淵に近づく」を意味することから、怖い星なのは知っていた。

昔からよくある恋愛で、捨てられる不安から相手を囲い込み、あらゆる手を使って求め、自分の飢餓感を埋めようとする人がいる。それは決して愛とは言えないが、彼らは愛と信じて疑わない。深く相手の領域に入り込み一心同体になろうとするが、飢餓感は深まる一方だ。
こういう愛し方しか知らない人は、自己肯定感も人生の充実感も枯渇し、悲惨な結末を迎えてしまう。

西洋占星術では、ホロスコープ上で12分割された室にある惑星や他の惑星とのアスペクトで人生や未来を占う。
「12室の金星」は、清濁合わせのむ自分を丸ごと受容される愛を望む傾向がある。そのような愛は神か仏でなくては不可能だが、それが可能な対象を見つけると、すべてを注ぎ込んで求め、その対象を失うと、抜け殻のようになってしまう。


「冥王星的な人」も、「12室の金星」の人も、私にとっては危険な人だ。彼らが求めるのは、愛しているからではなく、愛に飢えているから。でも彼らがどんなに求めても満たされることはない。だから、愛そうとしたり、奉仕しようとするのは無駄なことだ。

ところが優しい人は「冥王星的な人」「12室の金星」を引き寄せやすい。苦しんでいる人や不幸な人を放っておけないので、彼らの深部に入って助けようとするが、却って優しさにつけ込まれ、人生丸ごと絡めとられる。
引き寄せる方も引き寄せられる方も、根っこは同じものがあるからだろうけど、このような共依存関係はよく聞く話だったので、背筋が凍った。

動画の最後に占星術師が、「これらの人は、人生のどこかで愛することを学ばなければならない」と言ったことに救われた。そうなのだ。どこかで学ぶのだろう。夢や幻想が砕け散って、苦い現実が突きつけられるとき、彼らは本当の意味での受容を体験するだろう。絶望の後に、明るい世界が拓けてくることを、祈るだけだ。

著作者:vecstock/出典:Freepik


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Tomomi Sato

日常や今社会で起きている出来事を、アートな視点で捉え、私たちがもっと自然体で、エキサイティングに生きられるような、ものの見方、心のあり方を探っていこうと思います。

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