羽生結弦のスピード結婚離婚が不可解なものとして報道されている。なぜってこの結婚離婚は人間っぽくないから。あまりにも肉的な繋がりが薄いっていうか。羽生結弦が人間っぽくないのかもしれない。
羽生はアイススケーターだ。競技で美の高みを目指すのは、人間っぽかったら、難しいのではないか。結婚という人間っぽい営みが彼の性に合わなかったとしたら、全て納得がいく。
「高みを目指す」というのはストイックな作業だ。人間の弱さに打ち勝たなくてはならないから。とてつもないエネルギーを未開の地に解き放たなくてはならないのだから。それを羽生結弦はずっと続けてきて、妻でさえそこには簡単に踏み込めないと思う。
何かの高みに向かっている人は、一見穏やかで優しいが、その心には簡単には触れられない雰囲気がある。どんな困難が来ようとも、そこへいくことを諦めないみたいな。あまりに自分を律しているので、人の気持ちがわからない、サイコパスのように感じるかもしれない。
でも彼らの内側には、未だ表現できない豊かな世界が広がっていて、生涯をかけて、それを表に出していきたいのだろう。
私もどちらかというと人間ぽくないと言われる方だけど、だから人間を深く見ようとしていたところがあるかな。人間に生まれてきて良かったと思いたいから。
誰かに対して負の感情が起きた時、それがスパークするのを抑えながら、人間というものを大きく捉えようと思う。そうするとエネルギーが穏やかに広がっていく。簡単に言っているが、結構集中力がいる。このようにして自分の受け皿を大きくしていくことが多分、私の生涯の目標なのだと思う。
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