fbpx

別世界の幸福。

2歳と5歳の兄弟を持つ夫婦が、4年間キャンピングカーで世界中を旅している話をテレビで見ていた。ケニアで山羊の血を飲む子供や、アルゼンチンで9年間自転車で旅する男性と、フランクに話す9歳の少年を見て、大人びているなあと思った。

旅をしていると学校には行けないので、母親が勉強を教えているらしい。キャンピングカーで雄大なアイスランドの自然を楽しむ家族を見ていると、幸せそうだ、というより、4年間もよくがんばるなあ、という感じだ。私は旅をする習慣がないので、四六時中出かける人を見ていると、ちょっと別世界のように感じてしまう。

私にだって、旅が人生の転機になったことはある。32歳の時に一人で出掛けた屋久島、49歳の時に、これも一人旅で行ったマイアミは、その後の人生に大きな影響を与えた。思い立った時に出掛ける旅は、良い経験になるようだ。

今私は落ち着いていたいので、世界旅行には興味が湧かないけど、ヨーロッパでは、若い時に貯めたお金で老後にキャンピングカーを購入し、旅を楽しむ夫婦が多いらしい。向こうの人は日本と比べて、活動的で陽気というか、時間を楽しむ感覚が違うんだろうなあと思う。

もう半世紀以上続けている日本の生活は、悪くない。窓から見える夕日は、毎回違う表情をしているし、悠々と流れる川、地平線と共にピンク色に染まる海は、明日への希望を与えてくれる。私は、神様の近くにいるのだと、いつも思う。
海の向こうでは当たり前に営まれている幸福な時間も、知らないから分からないのだけど、それは損しているのかな、と少し思った。

これから急に海外に住むことも、ないとは言えない。これまでの20年間も、想定外のことがたくさん起きたから。知る由もなかった幸福や不幸を、突然知ることだってあるかもしれない。それはそれで面白い。流れに身を負かそう。

言葉とアートで人生をブレイクスルーするフリーランス画家 佐藤智美」メルマガ登録はこちら

【TOMOMI SATOS ART WORKS】https://www.ts-artworks.com
【TOMOMI SATOS ART】https://artworks2017.thebase.in
【TOMOMI SATOS ART BLOG】https://tomomiart.tokyo

スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!
>言葉とアートで人生をブレイクスルーする フリーランス画家 佐藤智美

言葉とアートで人生をブレイクスルーする フリーランス画家 佐藤智美

幸福と不幸が簡単に裏返る時代に、
どのような視点に立てば
快適に生きられるのかを探求しています。

決して消されない私たちの「道標」を一緒に探してみませんか?

CTR IMG
Verified by MonsterInsights