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「みんな違ってみんな良い」を実現する。

最近自分と違う人と接するのが怖くなった。若い頃は人や社会とうまくやろうと頑張っていたのだが、頑張ってもしようがない自分だと知ると、他者とちょっとでも違うと怖くなる。なぜそうなったのか….子供の頃に、人との違いのためにいじめられたり阻害されたりした経験にたどり着く。

「みんな違ってみんな良い」という詩人金子みすずの名文は、義務教育ではよく用いられてきたが、実際はそうもいかない。協調性を重んじる日本社会は快適な生活を阻害するものを嫌う。違いの分だけ気を使わなくてはならない面倒臭さがあるのも、共存=協調性と考えるためだ。

人種差別は外国でもあるようだけど、最近は日本人の間でも価値観が多様化して、こっちが投げたボールがちゃんと返ってこないことに戸惑う。生き方や感じ方がそれだけ多様になったということだ。
中高年の場合、コミュニティでは「互いに助け合う」ことが意識的にあるから、期待や要求度が大きくなると他者にも不寛容になる。これはよくないね。
多様になったからといって、そこに優劣はない。優劣をつけると、差別や偏見が生まれて、ますます交流は難しくなる。だからどんな立場にいる人でも対等にできればうまくいく。昭和世代は今まで刷り込まれてきた競争意識を取り除くことだ。

みんな違うんだから、どこで折り合いをつけてどう関わっていくか・・・と難しく考えがちだが、協調性と言うより、他者理解なんだよな。単純に今ここを楽しめる安心感、解放感は、それを支える仲間意識、または家族意識があるのだ。「みんな違ってみんな良い」でなければ、本当の意味で助け合っていけない。

個性はコミュニティが育てる。アフリカの集落で育てられた子供とヨーロッパの多言語国で育てられた子供では自己意識、自尊心のあり方が違う。それでも共存できるとすれば、地域、文化、人種を超えて、大切にするものが共通にあるのだろう。
慣れない場所へ行った時に、いかに共通するものを見出して育てていけるか、開いたコミュニケーションを必要とする場面が今後はよくあるだろうな。自分や他人を信頼することを学ばなければならない。

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