大学卒業後、編集プロダクションにデザイナーとして入社。これは入社後3ヶ月目くらいにやった企業会報誌の表紙イラスト。
プレゼンするために本来ならプロのイラストレータに頼むのだけど、時間と予算の関係で私が描くことになったのを覚えている。
当時はMACなどないので、イラストは手描き、タイトルや見出しはフィルムに文字を印刷して貼っていた。
学生時代に凝り固まった頭を柔らかくするのに、デザインは良い仕事だった。企業の要望に合わせて、絵やデザインの雰囲気を明るくしたり、モダンにしたり、いろんな世界を作ることによって心が解放されていった。
デザインの仕事自体はハードで、納期に間に合わせるために終電近くまで残業する日々が続いた。しかし社会人になると財布も豊かになり、音楽やフィットネスなど色々やり始めて、毎日は結構充実していた。
About TOMOMI SATO〜人生開拓アーティスト佐藤智美 プロフィール
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ネット上で子持ち世帯が批判される現象について、それが恋愛や結婚への消極的な風潮や社会的な価値観の変化、女性性の解放や新しい生き方の模索とどう関連しているかを探った。
教会で牧師さんと話していて、「ほとんどの人は欲でものを言い、動いていますね。愛って、あってないようなもの」と私が言ったら「大半の人は反射神経で喋っています。愛とか思いやりとか、深く考えない」という返答が返ってきた。
近頃周りでも、定年を迎えた夫婦の家庭問題や健康、金銭問題の話を聞く。生活レベルを落とした時に表出するいろいろな問題に誰もが諦観的なのは、老いて体が動けなくなってからでは打つ手がないからだろう。
朝起きると、和室の茶色い柱と漆喰の壁が目に入る。ちょうど私が結婚した27年前も同じものを見ていた。いつも彼と一緒にいた。そうすることでやっと生きていた自分は目に映るものがとても新鮮だったことを思い出した。
お宝鑑定団で初めて鴨居玲という画家を知った。ゴッホと同じ自画像作家として有名だが、幽霊のようなピエロのような自画像を見ていたら、目を背けていたものにまざまざ向き合わされたようだった。