これも入社1年目にやった仕事。カンプイラストを私が描いたのだけど、クオリティに満足してもらえなくて、最終的にプロのイラストレーターに描いてもらった。
とにかく目まぐるしい日々で、どういう経緯で仕事が進行したのか覚えていないが、競合プレゼンでこの仕事が取れたので、上司たちがとても喜んでいて、楽しそうに仕事をしていた。
モンセン(ロゴ用の飾り文字)を切り貼りして作ったタイトル文字やデザインに何度も修正が入り、何日も会社に泊まった。一緒にこの仕事をした編集者の女性は厳しい人だったけど、私にデザインのいろんなことを教えてくれた。この女性はのちに有名な小説家になり、数々の文学賞を授賞している。
新人時代はただ上の人の指示に従って仕事する立場だったし、仕事が終わった後は疲労感が大きく心から喜びを味わうことはあまりなかったが、本当にいろんな人からいろんなことを教わった。恵まれた道を歩んでいたのだなと思う。
About TOMOMI SATO〜人生開拓アーティスト佐藤智美 プロフィール
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昨日書いた記事が抽象的で不完全感があったので、「子持ち様」問題についてもうすこし調べてみた。特に職場で子供のために急に休む人のしわ寄せが子持ちでない人にいくことが問題視されているようだった。
ネット上で子持ち世帯が批判される現象について、それが恋愛や結婚への消極的な風潮や社会的な価値観の変化、女性性の解放や新しい生き方の模索とどう関連しているかを探った。
教会で牧師さんと話していて、「ほとんどの人は欲でものを言い、動いていますね。愛って、あってないようなもの」と私が言ったら「大半の人は反射神経で喋っています。愛とか思いやりとか、深く考えない」という返答が返ってきた。
近頃周りでも、定年を迎えた夫婦の家庭問題や健康、金銭問題の話を聞く。生活レベルを落とした時に表出するいろいろな問題に誰もが諦観的なのは、老いて体が動けなくなってからでは打つ手がないからだろう。
朝起きると、和室の茶色い柱と漆喰の壁が目に入る。ちょうど私が結婚した27年前も同じものを見ていた。いつも彼と一緒にいた。そうすることでやっと生きていた自分は目に映るものがとても新鮮だったことを思い出した。