必要なのは「マーケッター」の視点。

マーケッターのセミナーに参加した。
本当はSNS広告の運用についての知識が欲しかったのだが、思ったより奥深い話が聞けて良かった。
変化が激しい時代なので、今のトレンドが来年も続くというわけではない。できるだけ早く正確に消費者のニーズを掴んで動き、データを集積してセールスの導線を作るのがマーケティングの仕事だ。

何日か前の記事で、私は「ネットは欲望の溜まり場」と書いた。しかし、広告を流す側は私のニーズを読んで表示させているという事実には絶句した。
誰かが、こちらの動向を読んで仕掛けているというわけだ。知らない人からスパムメールが送られてきたり、Yahooのトップページに何の広告が表示されるかということも、誰かが狙ってやっている、と思うとちょっと怖い。しかし怖いからこそ、これらの動きの法則を掴みたいと思う。

多様なセールスの導線

アーティストは、自分の表現に集中するのが本来の道だと言われてきた。でも私はずっとその考えに違和感を持っていた。自分のことはいつも内観していて、発信したいものはしっかりあるけれど、それをやったから誰もが日の目を見るわけではない。はっきりした着地点もないのにやり続けることに違和感があった。どう考えたって、生き残るためには、創造力+αが必要だ。

まずは今出回っているマーケティングツールを使いこなしてみようと思っていたが、これにも落とし穴があるようだ。
今一番ユーザーが多いのはインスタグラムで、「商売やるならインスタ頑張ってよ」なんてよく言われるけど、ユーザーの大半が20代女性なので、化粧品や雑貨など、このターゲット層に求めらやすい商品が有利だ。実際私のショップへのアクセスはfacebookが一番多く、主なターゲット層が中高年なので、インスタグラムを頑張っても険しい道が見えている。
このように、正解はひとつではないのだ。正解を導き出すには、なるべく低コストで行動を積み重ねていくことだ。

エージェント不要の時代

アートマーケットにもNFTという謎の商法が現れ、子供の落描きのようなものに数百万の値段がつくなど、従来の価値基準に影響を及ぼしている。NFTについては賛否両論あり今動くのは怖いが、それらの行先を自分なりに予想しておくのもいいだろう。
また、画家と画廊がセットで動いていたアートビジネスも、画家がSNSで集客できるようになり、必ずしも画廊によるプロモーションが必要ではなくなった(むしろ作家自身で集客できなければ成約に繋がらない)。今後は画廊を介さずに活動する画家も増えてくるのではないだろうか。
美術に限らず芸能関係なども同様で、Youtube発の人気アーティストが続々と出現し、エージェント不要の時代が近づきつつある。

欲望を満たして人は進化する

私が美大生の頃、社会学の講義で「今読んでいる雑誌は何ですか?」と先生に質問され、「SAY」と答えた。今は廃刊になっているが「SAY」は、働く女性が自分流の生き方を発信している雑誌で、私は美術雑誌よりもそちらの方が関心あった。周囲の学生からは「美術手帖」、「デザインの現場」などが挙がっていた。
皆と違う回答をした私だが、当時の関心はちゃんと今につながっているから不思議だ。ちなみに「デザインの現場」は今は廃刊となっている。

インターネット、スマホ、デジタルアート、NFT。私が美術を学んでいた1980年代、これらの出現を誰が予想できただろうか。
社会とは、常に揺らいでいる波のようだ。人は欲望の充足のために日々知恵を絞って何かを生み出し、ちょっとずつ生活を変えていく。これらの積み重ねが大きく未来を変えていくのだ。

アーティストがこれからの時代を生き抜くには、「表現者」と「マケッター」の2つの視点が必要になると思う。自分発という立ち位置は基本的に変わらない。表現者として内側から湧き出てくるものを、社会の動きとどう結びつけていくかが鍵となる。

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