- 2022年6月29日
思いは伝えたい時に、すぐ伝える。
父のパーキンソン病が進行して喉の筋肉が落ち、何かを一生懸命言おうとしても言葉にならない。伝えたいことがあるのに無念だろうな。それがわかるから、私はお見舞いに行った時は、精一杯父の言葉に耳を傾けている。
父のパーキンソン病が進行して喉の筋肉が落ち、何かを一生懸命言おうとしても言葉にならない。伝えたいことがあるのに無念だろうな。それがわかるから、私はお見舞いに行った時は、精一杯父の言葉に耳を傾けている。
TRiCERAは国際的に性の多様性を称える6月のプライド月間にアートオークション「Raise Your Pride」を行います。
私は今、自閉症絵画が苦手だ。画面いっぱいに細かい模様が描かれた絵を見ると、虫とか菌が密集しているようで蕁麻疹が出てくる。昔はこんなふうに感じなかった。なぜ今、こんなにセンシティブなのか。
普段私たちは、人の顔をまじまじと見ることはあまりない。輪郭を拾い、顎の太さや目の形、口元の上がり具合など、一つ一つ注意深く観察して描いていくと、その人の性格や生き方、人生が見えてくる。
心をフリーにすると、いろんなアーティストにインスパイアされた。普段はあまり他人に興味を持たない私が、これだけインスパイアされるのは珍しいことだ。
友達もフォロワーもたくさんいて、常に社交的でビジネスもうまくいっている人に、「なぜそんなに人と一緒にいたいの?」と聞いたら、「寂しいから」という言葉が返ってきた。
心の空虚に何かがスポンとハマって、魂ごと持っていかれてしまうようなことって、よくあるんだよね。人間の意識は恐ろしいもので、空虚や不安を見続けていると、それが前提の人生になってしまうのだ。
どうして私は、苦しいときに助けを求められないんだろう。罪悪感を持つんだろう....心のルートを辿っていくと、昔「自分を犠牲にしてでも、人を助けなさい」と教えた大人の顔が浮かんだ。
本当に心に響くものは、必ずしも目に見えるものではない。アートにしても、絵具やマチエルの技法では語れない何かが、知らないうちに私たちの根底に突き刺さり、人生や社会を変えていく。