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「惹かれるもの」が、教えていること。

さっき娘と話しているとき、娘が自分のイラストを見ながら言った。
「私のイラストはどの分野で需要があるかしら」
春から専門学校でイラストを学んでいる娘は、自分の世界から抜け出て、社会の役に立つことを考え始めたようだ。

そういえば私も少し前、模索中だった。昨年、一昨年はほとんど作品を作らなかった。プライベートでいろいろなことがあったのもあるが、そもそも芸術なんて日本で需要があるのかと疑っていた。
とはいえ、ずっとアートで生きてきたので、需要があろうとなかろうと今後も続けていきたかった。一度自分をリセットし、何ができるのかを考え直す必要があった。

惹かれるのは「栄養補給」

心をフリーにすると、いろんなアーティストにインスパイアされた。他人の作品に触れるのは心地良く、栄養補給をするように、積極的に展覧会に出向いたり評論を書かせて頂いたりした。普段はあまり他人に興味を持たない私が、これだけインスパイアされるのは珍しいことだ。

何に惹かれていたのだろう….。探っていくと、私が気になった作品には、一つの共通点があることに気づいた。それは作品が単体で完結せず、社会や生活の一部として機能していることだ。ファッショングッズ、街中のオブジェ、本の装丁。作家の世界から抜け出し、きちんと社会に順応することでアートの存在感が倍増する。

隠れていた欲求を知る

今まで私は自己主張ばかりして、外界に順応することを拒んでいた。自分の世界に小さく纏まってしまっていた。
順応するにはどうしたらいいのだろう….。20年前は楽にできたことが、今は容易でなくなっていることに驚く。異質なものに触れるとアレルギー反応が起きるし、自分の感性にフイットするものを見つける方が難しくなっていた。

確信しているのは、「拡張したい」という欲求だ。それは闇雲に人と交流するよりも、感性の許容領域を広げることだと思う。
怒、哀の感情だけでなく、楽、喜、驚も積極的に受け取って最大限に表現し、社会に着地させる。

とりあえず、形にしてみようと思う。
今感じていること、考えていること。形にすることで、自分を深く知り定着させる。そのうちに、新しい道が見えるかもしれない。

人は、わけもなく惹かれたり気になったりはしない。皆意味があり、重要なことを教えている。
ここ1〜2年、色々な作品や作家にインスパイアされたのは、私に足りないもの、心から欲しいものを知らせるためだった。直感の力って、ほんとすごいな、と思う。

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