人のことを気にする心理。

ここ1〜２日は胃の膨満感が取れなくて、ほとんど食べなかった。1ヶ月くらい前から調子が悪かったのだが、梅雨も明けて暑くなってきて、本格的に体調を崩してしまった。

いつも飲んでいるキャベジンも効かず、さすがに生活に影響が出てきたので、医者から処方箋をもらって服用した。なかなか回復しないのは年齢のせいだろうか。とにかく1年後までに新作10枚揃えると決めた私は、だるさに耐えながら作業机に向かい絵を描いた。

仕事関連のメール以外は人との対話を極力避けた。こ体調の悪さが出てしまいそうで。そう思って、ハッとしたが、私は人と話す時に、なんて気を使っていたのだろうか。何を気にして、相手の気持ちを読んで、言葉を返そうとしていたのか。

体調が悪くなると、余計な行動はしたくなくなる。私の気遣いは周囲に喜ばれていたかもしれないが、ほとんど無駄な行動だったという気がして、どうでもよくなった。

人のことを気にする、というのは、それだけ人生に気合が入っていないのではないか。心が暇で、余力があるから余計なことを気にするのだ。年齢が進んで、もう人生に時間が残されていなくて、限られた時間内に何かをやり遂げなければと思うと、自分にとって重要でない人（事）は、どうでもよくなって正解だ。

画用紙の上に筆を走らせていると心が定まる。心が一箇所に落ち着くと、不思議と疲れがとれてくる。ここが私の居場所なんだなあと思う。

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