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「承認欲求」の行く先は。

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娘がグランプリを授賞したので、ちょっとお祭り騒ぎだ。いろんな人からお祝いの言葉をもらって、娘はめちゃくちゃ喜んでいる。特に爺婆はもう本当に喜んでいて、やっと本当の親孝行ができたかなって、ちょっと思った。

私自身を振り返ってみると、確かに授賞の経験はあるがあまり印象に残っていない。若い頃は、認められたいと思って頑張ったこともあったのだけど、あまりうまくいかなかったし、周囲の嫉妬を恐れて喜びをあらわにできなかったこともある。ようやくそれが手に入る頃には、もう別の目標ができていて、そういったものに前ほど喜びを感じなくなっていた。
だから評価を素直に受け取れる娘を、フレッシュでいいなあと思いながら眺めている。

この歳になったらもう、自分のやっていることは自分で承認できないとなあと思う。特に新しいことをやる場合は、周囲の承認や賛同を得られないことがほとんどだし、むしろ逆境の中でやれるほど、それをする意味があるかどうかが重要だったりする。

社会的な承認を得ることで活動を広げていくことができるので、人生を前進させるためにも、自分の芸術を公に出していく意味はあるのかなと思う。それなりの覚悟は必要だけどね。

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Tomomi Sato

東京在住のアーティスト。理解しがたいものを理解し受け入れるために書いています。自由でスピリチュアルな風の時代に、私の気づきがお役に立てればと思います。

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