山本有三著「真実一路」
小学校高学年くらいだったかな、父が誕生日にくれた本。むずかしそうだったので読んでないけど、本のレビューとか見ると、なんだか悲しい物語らしい。小学生といえば、まだまだ流行り物が好きな年頃だけど、父はこういったこだわりの文学書をくれたものだった。
川崎清光著「虹の絵師 山本良比古」
30歳くらいの頃、父がうちに遊びに来たときに「これ、お父さんとても感動したから、智美も読んでみてくれ」と置いていった。あんまり興味なくて、読まなくて申し訳なかったけど、父は芸術という自由な世界に憧れていたんだなあと思う。
父は家では寡黙で、心温かな触れ合いの記憶というのは正直少ないのだけど、時々こんなふうに素直な気持ちを表出することがあった。少女の私はよく驚いたものだけど、戸惑いながらも受け取って返していた。生前のいろんなエピソードから、父か考えていたであろうことを拾っていくと、それが心にじんわり染み込んで、今後の人生の肥やしとなり指標となっていく気がする。
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