卵の中から「黄身」が出る。

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時々わかりやすく欲望を放出している人がいる。「寂しい」「愛されたい」「退屈でたまらない」と言いたいけれど言えずに無理に真面目にしている人を見ると、ついつい手を差し伸べたくなる。なぜって、そのような人がどうしたら喜ぶかを私は知っているし、喜ぶ顔を見ると興奮するからだ。

当然、「もっともっと」はエスカレートして、私の「あげたい」も、急加速していく。

これってまさにエクスタシーな展開で、私の中で卵の殻が壊れ、まあるい黄身が出てくるようだ。おそらく相手も同じだろう。

実際の人間関係でこのようなことが起きる場合、バッドエンドになることの方が多いのだけど、人であれ芸術であれ、仕事であれ、卵の中から黄身が出る、という覚醒的な瞬間を、多くの人は求めているのではないだろうか。

出てきた黄身がひよこに育つ時、今までの呪縛から逃れて、新しい視点で世界を眺められるようになるからだ


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Tomomi Sato

東京在住のアーティスト。理解しがたいものを理解し受け入れるために書いています。自由でスピリチュアルな風の時代に、私の気づきがお役に立てればと思います。

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