久しぶりに娘とカラオケに行った。しばらく歌わなかった割にはよく声が伸びて、気持ち良かった。忙しさが終わって、ストレスフリーだからだろうけど、今まで歌っていた曲を熱唱するのも、分析採点にかけるのも飽きていた。
隣の部屋から熱唱する声が聞こえた。めちゃくちゃ上手かった。歌が好きな人は毎日とか、2日1回とか来て練習してるのだろう。なんだか頭が下がる。
プリキュア展を見てから、Youtubeでプリキュア動画を見るのがマイブームになっていたので、プリキュアの主題歌を、腹式呼吸とか気にしないでノリノリで歌っていたら、声が早くつぶれた。だけど楽しく歌っていると、気持ちと一緒に声が前に出るもんだ。
前に画家仲間から「佐藤さんて、真面目ねえ〜」と言われたことがあった。ほんと真面目だなあと思う。うまくやれなくても、誰に迷惑かけるものでもないし、殻が破れて中から旨そうな黄身が出てきたら、それは感動の瞬間よね。それこそが人生の醍醐味よね、って、今更のように気づく。
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教会で牧師さんと話していて、「ほとんどの人は欲でものを言い、動いていますね。愛って、あってないようなもの」と私が言ったら「大半の人は反射神経で喋っています。愛とか思いやりとか、深く考えない」という返答が返ってきた。
近頃周りでも、定年を迎えた夫婦の家庭問題や健康、金銭問題の話を聞く。生活レベルを落とした時に表出するいろいろな問題に誰もが諦観的なのは、老いて体が動けなくなってからでは打つ手がないからだろう。
朝起きると、和室の茶色い柱と漆喰の壁が目に入る。ちょうど私が結婚した27年前も同じものを見ていた。いつも彼と一緒にいた。そうすることでやっと生きていた自分は目に映るものがとても新鮮だったことを思い出した。
お宝鑑定団で初めて鴨居玲という画家を知った。ゴッホと同じ自画像作家として有名だが、幽霊のようなピエロのような自画像を見ていたら、目を背けていたものにまざまざ向き合わされたようだった。
大切なものは「その人」を語る。距離が近くて言いたいことを言い合い傷つけあった人たちにも、大事にしているもの、楽しみにしていることがあった。向き合った時の言葉や顔色だけでなく、周辺まで見ると、一個人が立体的に見えてくる。
【個展開催のお知らせ】佐藤智美展〜INSPIRATION 会期:2024年4月10日(水)〜14日(日) 会期中無休 時間:11:00~20:00 ※4/10(水) 13:00-20:00 4/14 (日)11:00-16:00 場所:Gallery Klyuch (カフェle bois 2F)