Categories: 人生思い出日常

「知らない」のは、幸せなこと

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インスタで素敵な写真を見つけた。
窓辺に寝そべるウサギの、背中から腰、足のセクシーな曲線。心からリラックスしているようで、その美しさに見惚れてしまった。窓から見えるペールブルーの空には遠い昔に見た懐かしさを覚えた。

こんな光の溜まった空を子供の頃は毎日見ていた。子供の頃だけではないな、人生の節目、例えば大きな出来事があった後にこんな光景を見ると、吸い込まれそうになる。

世界は未知なことでいっぱいだ。未知で、不明瞭で、得体の知れず、柔らかい。子供の頃の私は世界に対していつも無力で、たくさん光を含んだペールブルーの空を畏怖し、敬愛していた。

何も知らない、というのは、幸せなことだ。

どんなに経験しても、まだまだ世界は、知らないことで溢れている。体を取り巻く空気はいつも新しく、鳥たちの声は深く清らかに、心に体に響く。

幾つになっても、「知らないまま」で、生きていこう。

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Tomomi Sato

東京在住のアーティスト。理解しがたいものを理解し受け入れるために書いています。自由でスピリチュアルな風の時代に、私の気づきがお役に立てればと思います。

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