Categories: 人生社会

「男女」という学び。

スポンサーリンク

男女は全く違う生き物だ。そして、お互いを過大評価している。相手は自分より強くあって欲しいけど影響されすぎたくない。包み込まれたいけど食われたくない、ちょうど良い距離で影響しあいたいと、虫のいいことを考えている。

女性から見て、男性は全く強い存在だ。どっしり構えて、考える力もあり、体力もあり、怒ると粗暴で、女性は包み込まれるしかないと思う。でも相手が理想とは違う姿を見せると、「やめてー!消えて!」という粗暴な感情が出てくる。理想の相手でいて欲しいという無理な願望を抱いていること自体、女性は男性に生存権を預けているのだ。
男性側も、女性が自分のグランドになれていないときは、「やめろー!そんなお前は消えてくれ!」と嘆いているだろう。

世間ではこれを「蛙化現象」というらしい。縁がある場合は、お互いの弱さと醜さの摩擦を繰り返して幻想を壊し、溶け合っていくのが学びなのかなと思う。

男と女は自動車と燃料だ(時に逆転することもある)。男のプライドを女が育てるから自動車は走る。どれくらいスピードが出るか、長く走れるかは、お互いの相性とか、思いやりとか、熱量によりけり。

一緒に長く走っていけるような良い燃料でいたいけど、相手は決してこちらの思い通りにならない。熱意が空回りして、事故を起こしたり、失望でガス欠になったりすることもある。それくらい私たち人間は不完全だということを念頭に置いておかねば。

言葉とアートで人生をブレイクスルーするフリーランス画家 佐藤智美」メルマガ登録はこちら

【TOMOMI SATOS ART WORKS】https://www.ts-artworks.com
【TOMOMI SATOS ART】https://artworks2017.thebase.in
【TOMOMI SATOS ART BLOG】https://tomomiart.tokyo



スポンサーリンク
Tomomi Sato

東京在住のアーティスト。理解しがたいものを理解し受け入れるために書いています。自由でスピリチュアルな風の時代に、私の気づきがお役に立てればと思います。

Recent Posts

「陽キャラ」と「陰キャラ」。

教会で牧師さんと話していて、「ほとんどの人は欲でものを言い、動いていますね。愛って、あってないようなもの」と私が言ったら「大半の人は反射神経で喋っています。愛とか思いやりとか、深く考えない」という返答が返ってきた。

1 week ago

地に足をつけて、天を見上げる。

近頃周りでも、定年を迎えた夫婦の家庭問題や健康、金銭問題の話を聞く。生活レベルを落とした時に表出するいろいろな問題に誰もが諦観的なのは、老いて体が動けなくなってからでは打つ手がないからだろう。

1 week ago

変わっていくものと、変わらないもの。

朝起きると、和室の茶色い柱と漆喰の壁が目に入る。ちょうど私が結婚した27年前も同じものを見ていた。いつも彼と一緒にいた。そうすることでやっと生きていた自分は目に映るものがとても新鮮だったことを思い出した。

3 weeks ago

鴨居玲の自画像〜自分の闇を見つめる

お宝鑑定団で初めて鴨居玲という画家を知った。ゴッホと同じ自画像作家として有名だが、幽霊のようなピエロのような自画像を見ていたら、目を背けていたものにまざまざ向き合わされたようだった。

3 weeks ago

「人」を愛する。「間」を愛する。

大切なものは「その人」を語る。距離が近くて言いたいことを言い合い傷つけあった人たちにも、大事にしているもの、楽しみにしていることがあった。向き合った時の言葉や顔色だけでなく、周辺まで見ると、一個人が立体的に見えてくる。

4 weeks ago

佐藤智美展〜INSPIRATION

【個展開催のお知らせ】佐藤智美展〜INSPIRATION 会期:2024年4月10日(水)〜14日(日) 会期中無休 時間:11:00~20:00 ※4/10(水) 13:00-20:00 4/14 (日)11:00-16:00 場所:Gallery Klyuch (カフェle bois 2F)

4 weeks ago