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岡本太郎記念館に行った。

エッセイを読んだら、猛烈に作品が見たくなったので、表参道にある岡本太郎記念館へ行った。生前の岡本がアトリエ兼自宅として使用していた建物だ。そんなに広くなかったが、見応えのある展示だった。

子供の顔、目、針のように尖ったフォルムが繰り返し出てくる。画面は力を持て余した妖怪が怒りながら発散しているようにも見えた。

「芸術は爆発だ」という名言があるが、現代社会のシステムの中で抑圧された生命力をいろいろな摩擦と戦いながら放出してきた岡本太郎の生き方が現れているようにも見えた。

波のように柔らかなフォルムで表現された踊る人々や、丸っこい乙女の彫刻は、力が抜けていて可愛らしい。見るものにあまり考えさせない純真無垢の生命力が表現された彫刻群は庭の生い茂る木々に程よく溶け込んでいて、ほっと安らぐ空間にしていた。

力強さ、毒々しさ、優しさ、可愛らしさが同居した作品群だった。

岡本太郎のアトリエ。「子供を軽く見てはいけない。子供の感受性は微妙だし、鋭い。しかも大人に対しては、いっしょうけんめいなのだ」といっていた岡本は、子供が全身で大人に伝えようとする、怒りや戦い、満足、喜びを細部まで拘って製作しています。力強くて、どこ可愛らしい。


岡本太郎の彫刻が、庭の小さなジャングルにほどよく溶け込んでいます。
こうして見ていると、私が今の今まで持ってきている、最も切実な子供らしさを探したくなる。


岡本太郎記念館の庭にあった彫刻「母の塔」。

白い曲線の塔は、どっしりと安定し寛容な母性を表し、人々は子供のように寛ぎ、楽しそうに踊る。敬愛と歓喜が表現された印象深い作品でした。


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