現代美術

「綺麗な絵」と「芸術性のある絵」

12年位前だったかな、ギャラリーで自分の絵をプレゼンし、視聴者の質疑に答えるというイベントに参加した。ふと見た風景にインスピレーションを得たらそのまま描いていることを話したら、お客さんからすごい反響があった。

今年も届いた。例年より２ヶ月ほど遅れての到着。これからも精進していきます。

人間性と芸術を結びつけて考えるようになったのは多感な高校時代からで、作品制作の全てがそこから起因していたので、人間性と切り離して創作するなんて想像できなかったし、そのような仕事をする人も理解できなかった。それくらい私は真面目だった（笑）。

（前回の記事の続き）私はなぜ美大の講評会に浜田麻里のグラフィックアートを持っていけなかったのだろう。持っていけば、それなりに周りを楽しませたかもしれないのに。

2023年5月20日（土）〜21（日）デザインフェスタvol.57に参加する。若い人の参加者も多く活気がありそうで、復帰戦には面白いかなと。何より、一度パソコンから離れて、でかい絵を描いてみたい。

私って考えすぎかもな、と思った。....というか前々から気づいていたことなんだけど、アイデアって、降ってきたときに瞬発的に形にしないと、新鮮度が落ちるのだ。

「自分のため」から「自分以外のため」へ移行するときに、多くの人が壁にぶつかる。「欲しいもの」と「差し出すもの」を繋げる時、創り手として知るべきことがあるからだ。

「飾りたい、所有したい」という気持ちは、「好きな人と一緒にいたい」という気持ちと、変わらないのだ。これだけ美術を続けてきて気付かなかったことを、マイアミで初めて気づいた。

Luxembourg Art Prizeから今年度の参加認定証が届いた。昨年今年と、あまり制作していなかったので、どうかなと思っていたのだけど、品質は認められていたようで、ほっとした。

異文化の人々を見ていると、「今ここ」から、遠く、意識を広げてくれる。こんなふうに世界中のいろんな人と出会って繋がることができたらなあ、と思う。