Amazon primeで見たが、めちゃくちゃ面白かった。
うらみちお兄さんとは、「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん。あの、子供に夢を与えるNHK番組「おかあさんといっしょ」をパロったものだろう。明るく元気に歌ったり踊ったりしているお兄さんとお姉さんは「幸せ」の象徴だが、そんな素敵なイメージを全然描いていないところが良い。
「ママンズトゥギャザー」に出演する、うらみちお兄さん他、子供を楽しませる仕事をする大人たちは、私生活では、「彼女がいない」「結婚できない」「趣味がない」「会社の人間関係が煩わしい」など、人生の悲哀を抱えている。この悲哀を振り払うように、「みんな〜!大人になっても希望を失っちゃダメだよ〜!」と子供たちに呼びかけている。
3〜5歳の子供たちは、そんな大人たちを、純粋に受け止めて、励ましたり、慰めたりする。子供たちの優しさに、うらみちお兄さんは時々感涙する。
大人と子供の立場が逆転しているのが面白い。大人は、子供たちに夢を与えようと頑張っているが、子供たちより、大人たちの方が傷つきやすくて、情緒不安定で、欲求不満だ。そして子供の純粋さに元気を与えられているという現実が、露骨に描かれていて、笑ってしまう。
経験を積んで物事を知った大人の賢さと弱さ。純粋無垢な子供の素直さと強さ。お互い助け合っている情景が、微笑ましい。
うらみちお兄さん 公式サイト http://uramichi-anime.com
About TOMOMI SATO〜人生開拓アーティスト佐藤智美 プロフィール
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教会で牧師さんと話していて、「ほとんどの人は欲でものを言い、動いていますね。愛って、あってないようなもの」と私が言ったら「大半の人は反射神経で喋っています。愛とか思いやりとか、深く考えない」という返答が返ってきた。
近頃周りでも、定年を迎えた夫婦の家庭問題や健康、金銭問題の話を聞く。生活レベルを落とした時に表出するいろいろな問題に誰もが諦観的なのは、老いて体が動けなくなってからでは打つ手がないからだろう。
朝起きると、和室の茶色い柱と漆喰の壁が目に入る。ちょうど私が結婚した27年前も同じものを見ていた。いつも彼と一緒にいた。そうすることでやっと生きていた自分は目に映るものがとても新鮮だったことを思い出した。
お宝鑑定団で初めて鴨居玲という画家を知った。ゴッホと同じ自画像作家として有名だが、幽霊のようなピエロのような自画像を見ていたら、目を背けていたものにまざまざ向き合わされたようだった。
大切なものは「その人」を語る。距離が近くて言いたいことを言い合い傷つけあった人たちにも、大事にしているもの、楽しみにしていることがあった。向き合った時の言葉や顔色だけでなく、周辺まで見ると、一個人が立体的に見えてくる。
【個展開催のお知らせ】佐藤智美展〜INSPIRATION 会期:2024年4月10日(水)〜14日(日) 会期中無休 時間:11:00~20:00 ※4/10(水) 13:00-20:00 4/14 (日)11:00-16:00 場所:Gallery Klyuch (カフェle bois 2F)