娘に付き合って、全プリキュア展に行ってきました。
今年で生誕20周年なのでプリキュアを見て育った世代には待望の特別企画です。チケットを取るのも大変で、前売り抽選全部外れて、ローソンチケットで最終枠の19:00からのがやっと取れました。
プリキュア、みんな好きなのね。会場はめちゃくちゃ混んでいて、見るのが大変だったけど、キラキラピンクとお花とハート満載の女の子パワーで、元気がもらえた展示でした。
私は娘が保育園の時に一緒に見ていた。この手の漫画は昔からあるもんだ、と思っていたのだけど、どこにでもいる普通の女の子が気持ちよさそうに、カッコよく変身して行く姿を見ていると、いつも感涙していたのよね(恥ずかしながら)。
物語の中に出てくるプリキュアたちはお姫様のような姿で敵と闘いますが、彼女たちの言葉は力強く、勇敢で、大人になって忘れてしまうような大切なことを思い出させてくれます。
プリキュアの世界では、完全なる「悪」というのは存在せず、己の弱さが敵となって彼女たちに襲いかかります。それを力でねじ伏せようとするのではなく、理解するために向き合い、思いやりを持ち、手を繋ごうとするのがプリキュアの強さ。女の子たちにとっては、永遠の憧れの存在なのです。
新作「広がるスカイ!プリキュア」では初の男の子プリキュアが登場しています。性自認は男の子ですが、女の子の格好をして、プリキュアとして女の子たちと一緒に戦います。
男の子になりたい女の子は昔からいましたが、女の子になりたい男の子もいるんだなあと改めて気づかされきました。そしてそれを、自由に表現できる時代になったのかと。
多様性が認められる時代には、次々と新しい価値観が提示されます。
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教会で牧師さんと話していて、「ほとんどの人は欲でものを言い、動いていますね。愛って、あってないようなもの」と私が言ったら「大半の人は反射神経で喋っています。愛とか思いやりとか、深く考えない」という返答が返ってきた。
近頃周りでも、定年を迎えた夫婦の家庭問題や健康、金銭問題の話を聞く。生活レベルを落とした時に表出するいろいろな問題に誰もが諦観的なのは、老いて体が動けなくなってからでは打つ手がないからだろう。
朝起きると、和室の茶色い柱と漆喰の壁が目に入る。ちょうど私が結婚した27年前も同じものを見ていた。いつも彼と一緒にいた。そうすることでやっと生きていた自分は目に映るものがとても新鮮だったことを思い出した。
お宝鑑定団で初めて鴨居玲という画家を知った。ゴッホと同じ自画像作家として有名だが、幽霊のようなピエロのような自画像を見ていたら、目を背けていたものにまざまざ向き合わされたようだった。
大切なものは「その人」を語る。距離が近くて言いたいことを言い合い傷つけあった人たちにも、大事にしているもの、楽しみにしていることがあった。向き合った時の言葉や顔色だけでなく、周辺まで見ると、一個人が立体的に見えてくる。