よく「女だから解って欲しい」「子供いるなら解るでしょ」というような顔で近づいてくる人がいるけれど、その人は、生と性が一致していないんだろうなと思う。「女なら解るでしょ」と簡単にいう人は、「女は皆同じ生き方をしている」と誤解している。そしてそのような人ほど、自分と違う考えや価値観を持っている人に対し批判的な目で見る。
価値観の違いは、子育てや教育、パートナーシップやお金の使い方にも、顕著に現れる。家にいて子供を育てている人ばかりではない。LGBT、DINKS、独身。仕事を持っている人、持っていない人、親の介護をしている人。それぞれの価値観で生き方を選んでいるので、人生の答えがひとつではないのは、少し考えればわかるはずだ。
友達になれる人と、なれない人。どこで区分けするかは、その人の「生き方」だ。私は女であれ男であれ、一定のコミュニティの中に甘んじているくせに愚痴ばかり言っているような人とは、絶対に友達になれない。場の力は本当に強く、影響力があるので、そのような人ばかりのコミュニティには行かないようにしている。
生きている限り必ず苦難はあるけれど、苦難は生き方によって千差万別だ。「私を解って欲しい」と思うならば、わかりそうな人を自分で選ぶことだ。
「みんなと協力できる良い人」は、今までの日本社会に求められていた人間像だが、真の意味で誰とでも仲良くできる人なんていない。逆に「みんなと仲良くしますよ」って顔でいる人は、本当は誰とも仲良くできない。
しっかりとした絆を築くために、個性を表現し生き方を選ぶことは、今の時代、うざいことでも、恥ずかしいことでも、利己的なことでもない。幸福になるために必須条件だ。
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昨日書いた記事が抽象的で不完全感があったので、「子持ち様」問題についてもうすこし調べてみた。特に職場で子供のために急に休む人のしわ寄せが子持ちでない人にいくことが問題視されているようだった。
ネット上で子持ち世帯が批判される現象について、それが恋愛や結婚への消極的な風潮や社会的な価値観の変化、女性性の解放や新しい生き方の模索とどう関連しているかを探った。
教会で牧師さんと話していて、「ほとんどの人は欲でものを言い、動いていますね。愛って、あってないようなもの」と私が言ったら「大半の人は反射神経で喋っています。愛とか思いやりとか、深く考えない」という返答が返ってきた。
近頃周りでも、定年を迎えた夫婦の家庭問題や健康、金銭問題の話を聞く。生活レベルを落とした時に表出するいろいろな問題に誰もが諦観的なのは、老いて体が動けなくなってからでは打つ手がないからだろう。
朝起きると、和室の茶色い柱と漆喰の壁が目に入る。ちょうど私が結婚した27年前も同じものを見ていた。いつも彼と一緒にいた。そうすることでやっと生きていた自分は目に映るものがとても新鮮だったことを思い出した。