今月のアートアントレプレナー育成コースの講義テーマは「Opportunities(機会)」だった。私たちの目の前には常に、「Big Opportunities(大きな機会)」と「Little Opportunities(小さな機会)」があり、可能性を追求するために機会を選びとっていく必要がある。
「Big Opportunities(大きな機会)」は、目標の達成を大きく助け、社会的にも経済的にもメリットのあるもの、「Little Opportunities(小さな機会)」は目標達成に関連はなくとも社会的ニーズがありビジネスモデルになりやすいものだ。
簡単に聞こえるが、これらをどう選び実践するか、イメージはやや抽象的だ。そしてビジネスにおいて、お金にどんな価値を紐付けるかが明確にならないうちは、有益なチャンスを掴みにくい。
昨年から経済的困窮を回復させるために様々な挑戦を重ねているが、コスト削減して手頃な手段を選んだケースは、ことごとく失敗した。結局私が欲しているのは、社会に働きかけるための精神的なデベロップなのだと思う。
先日イタリア・レッチェのギャラリーからアートレジデンスの案内を頂いた。サンタカテリーナに滞在し、自然からインスピレーションを受けて制作をするといった内容で、費用は14日間で約20万、交通費入れて30万強。私の経済状況はさておき、レジデンス費用としては高くない。何よりもサンタカテリーナの海は蒼く美しかった。ここしばらく私生活で疲弊していた私は、レッチェの自然で回復できるだろうか。
About TOMOMI SATO〜人生開拓アーティスト佐藤智美 プロフィール
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教会で牧師さんと話していて、「ほとんどの人は欲でものを言い、動いていますね。愛って、あってないようなもの」と私が言ったら「大半の人は反射神経で喋っています。愛とか思いやりとか、深く考えない」という返答が返ってきた。
近頃周りでも、定年を迎えた夫婦の家庭問題や健康、金銭問題の話を聞く。生活レベルを落とした時に表出するいろいろな問題に誰もが諦観的なのは、老いて体が動けなくなってからでは打つ手がないからだろう。
朝起きると、和室の茶色い柱と漆喰の壁が目に入る。ちょうど私が結婚した27年前も同じものを見ていた。いつも彼と一緒にいた。そうすることでやっと生きていた自分は目に映るものがとても新鮮だったことを思い出した。
お宝鑑定団で初めて鴨居玲という画家を知った。ゴッホと同じ自画像作家として有名だが、幽霊のようなピエロのような自画像を見ていたら、目を背けていたものにまざまざ向き合わされたようだった。
大切なものは「その人」を語る。距離が近くて言いたいことを言い合い傷つけあった人たちにも、大事にしているもの、楽しみにしていることがあった。向き合った時の言葉や顔色だけでなく、周辺まで見ると、一個人が立体的に見えてくる。
【個展開催のお知らせ】佐藤智美展〜INSPIRATION 会期:2024年4月10日(水)〜14日(日) 会期中無休 時間:11:00~20:00 ※4/10(水) 13:00-20:00 4/14 (日)11:00-16:00 場所:Gallery Klyuch (カフェle bois 2F)