今プロモーションもなんでもSNS上で行われていて、世界中が再生回数やフォロワーの数に追い回されてる感じ。Youtubeにしてもインスタにしても、数が多い=質が高いとは言えないようだし、フォロワー数をあげようと躍起になっていない人の方が賢いんじゃないかな、と思うことがある。
皆人目を引くものに惹きつけられる。一瞬で何もかもわかるものではないので、そういうもんかな。
たくさんのフォロワーの中から本当に繋がれる人って何人いるのだろう。そもそも数を追い求める人は、本当のつながりなんて求めてはいないのかもしれないけど、SNSって、何かの拍子にバズったり、炎上したり、予測不可能で変動しやすい。
そもそもSNSにアップされていることが真実ではないことも多い。絵の投稿が多いから、その人がアーティストであるとも限らないし、お酒とおつまみの投稿ばかりしている人が年商何億という企業の社長だったりする。だからSNS で人を判断するのは非常に危険なのだが、就職試験でもSNS をチェックされるという時代の風潮は侮れない。
今盛んに言われている「自分軸」とは、素顔と実力で生きていくことだと思うし、数を追いかけている人も、本当はちゃんと向き合える人を探しているんじゃないかしら。オンラインやオフラインでもたらされる出会いは、どんなものであれ、自分や他人に対して誠実であることを学ぶために誰にでも用意されている。逃げたり面倒くさがるのは損だ。
著作者:rawpixel.com/出典:Freepik
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教会で牧師さんと話していて、「ほとんどの人は欲でものを言い、動いていますね。愛って、あってないようなもの」と私が言ったら「大半の人は反射神経で喋っています。愛とか思いやりとか、深く考えない」という返答が返ってきた。
近頃周りでも、定年を迎えた夫婦の家庭問題や健康、金銭問題の話を聞く。生活レベルを落とした時に表出するいろいろな問題に誰もが諦観的なのは、老いて体が動けなくなってからでは打つ手がないからだろう。
朝起きると、和室の茶色い柱と漆喰の壁が目に入る。ちょうど私が結婚した27年前も同じものを見ていた。いつも彼と一緒にいた。そうすることでやっと生きていた自分は目に映るものがとても新鮮だったことを思い出した。
お宝鑑定団で初めて鴨居玲という画家を知った。ゴッホと同じ自画像作家として有名だが、幽霊のようなピエロのような自画像を見ていたら、目を背けていたものにまざまざ向き合わされたようだった。
大切なものは「その人」を語る。距離が近くて言いたいことを言い合い傷つけあった人たちにも、大事にしているもの、楽しみにしていることがあった。向き合った時の言葉や顔色だけでなく、周辺まで見ると、一個人が立体的に見えてくる。
【個展開催のお知らせ】佐藤智美展〜INSPIRATION 会期:2024年4月10日(水)〜14日(日) 会期中無休 時間:11:00~20:00 ※4/10(水) 13:00-20:00 4/14 (日)11:00-16:00 場所:Gallery Klyuch (カフェle bois 2F)