進化と突破、目標達成。

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W杯で日本がスペインに勝利した。ランキングでは圧倒的に有利なスペインだったので、私は「ミラクル」と思ったけど、後でスポーツ記事を読んで「ミラクル」というのは失礼だと思った。日本代表は、これまでの経験で相手の弱点を分析し、日本の戦い方で向き合った結果だという。これは進化だ。

結局そこなんだよな。
いくら体力があっても技術があっても、本気で「勝とう」と思わないと、勝利は掴めない。

本気度〇〇%なんて、よくいうけれど、本気度が高まると目標達成への感度が高まるから、やるべきこととそうでないことが明確化されて、力を出しやすくなるのかな。だから、逆転劇が起こるのだ。


サッカーW杯のドラマは、いろんなインスピレーションを与える。
進化と突破、目標達成。

やっぱり、諦めちゃダメだなあと思う。

今不遇でも、頑張ってきたならチャンスはある。
でも本気度を上げる前に、目標が正しいかを、もう一度検証することだ。

どんな環境で、どんな成果を上げたいか。
それは「どんな幸せを得たいか」でもある。




ここ1〜2年は展覧会をしたいというモチベーションが起きなくて、展示の誘いがあってもコストがかかると見送っていた。声をかけてくれる人には申し訳なかったが、どうしても展示に意義を感じなかった。
精魂込めて描いてもギャラリーに来る人は限られた人で、ふらっと見て帰っていく人も多い。そんな暇つぶしに付き合うために展示しているつもりはなかった。

私もいつだったかギャラリーで、ふらっと見て帰ろうとした時、「何か言っていってくださいよ!」とオーナーらしき人に叱られたことがあった。多分作家の絵が売れなくて焦っていたのだろう。
でも叱られたら、余計画廊に入りたくなくなるし、買いたくもなくなる。それ以前に、作家が鑑賞者を揺さぶるような作品を見せているのかということも問題だ。

これは私自身の問題でもあって、どういう目的で創作をしているのか、一度見つめ直す必要があった。
アイデアとはとれたての鮮魚みたいなものなので、降ってきたアイデアをただ形にするだけだと、額装して展示するまでに鮮度が落ちてしまう。

鮮魚には様々な料理法があるように、アイデアにはいろんな伝達方法がある。大切なのは、鑑賞者を楽しませることだ。これを忘れてはいけない。

1年に何回個展をやって、何枚展示して…というルーティーンもいいが、アイデアが進化すれば、これまでのルーティンにもいずれ飽きが来る。
コンセプトに合わせて表現方法や場所を変えてもいいんじゃないか。それを考えると、ギャラリー契約って、どうなのかなと思う。国際アートフェアなどに参加して売れるならいいけど。

活動の一つ一つをとってみても、メリットがあるかどうかは、自分にとって刺激的かどうかだろう。どんな活動も、作家自身を楽しめていなければ、オーディエンスも楽しませることはできないのだ。

展示は必ずコストがかかるので、目的にあっているか、勝算があるかを慎重に検証して活動を選ぶ。コンセプトはギリギリまで詰める。伝えることができないアートは、どんなに精度が高くても、ゴミにしかならないからだ。

著作者:jcomp/出典:Freepik


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Tomomi Sato

東京在住のアーティスト。理解しがたいものを理解し受け入れるために書いています。自由でスピリチュアルな風の時代に、私の気づきがお役に立てればと思います。

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